日本でもClubhouseに続いて流行の兆し……人気YouTuberが立ち上げた招待制アプリ「Dispo」とは?

 招待制音声チャットSNS「Clubhouse」が話題になっているが、新しいもの好きの層は、すでに別のアプリに目移りしている。次の行き先として、同じく招待制の写真アプリ「Dispo」が今、にわかに注目を集めているのだ。

Clubhouseと同じブレイクの軌跡を辿る

 「Dispo」を考案したのは、人気YouTuberで「Z世代のジミー・ファロン」という異名をとるDavid Dobrik氏。実業家のDaniel Liss氏が共同創設者でCEOになっている。ソーシャルメディアに喜びと信憑性を取り戻すことがミッションだと謳い、2010年1月にベータ版をローンチ。元々は「David’s Disposable」だったが、同9月に現在の名称になった。

 同10月に400万ドル(約4億円)の出資を受けることが決まり、投資家の中には女優のSofia Vergaraといったセレブもいると伝えられている(参考:https://www.prnewswire.com/news-releases/dispo-announces-4-million-in-seed-funding-301147789.html)。

 「Disposable」とは「使い捨て」という意味で、フイルムの使い捨てカメラをモチーフにしている。David Dobrik氏が、インスタントカメラで撮った写真を集めたInstagramアカウントを開設すると、瞬く間に大勢のフォロワーがついたことから、新たなアプリをローンチすることを決心したという。

 Dispoで撮影した写真は、翌朝9時にならないと見ることができない。カメラ屋さんにネガの現像をお願いして待っている間の「わくわく・そわそわ感」の疑似体験というわけだ。これは一定の時間で写真が消えるSnapchatとは逆の体験を生み出しており、デジタル時代の合理性を考えれば不要と思われる”待ち時間”をあえて味わえる遊び心が注目を集めている。

 取り込まれた画像は、特別なフィルターにより、フイルムカメラで撮られたような見た目になる。レトロ感があり、フイルムカメラを知る世代も知らない世代も、ノスタルジーを感じることだろう。

 また、Rolls(カメラロール)を友達と共有できて、反応を楽しめるうえ、写真を多く投稿したユーザーのランキングもある。ファインダーは狭く、インスタントカメラを模している。Instagramがローンチ当初、ポラロイドカメラを模して、写真を正方形にしたのに似ているだろう。

 招待枠は20とClubhouseよりは多いものの、やはり限りがある。既存ユーザーに招待されないと参加できないため、その権利がネット上で売買されていたり、シリコンバレーで人気に火がついていることなど、Clubhouseと同じルートをたどっているといえる。

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