男性優位ではないマッチングアプリが求められる時代ーー「Bumble」の思想から考える

男性優位ではないマッチングアプリって?

これからのマッチングアプリはよりスロー?

 コロナの中、外出禁止令の出た国々では多くの人たちが孤独を感じ、鬱や精神的な疲労に陥っている。同時に今までのソーシャル活動にストップが出たことから、人との付き合い方をもう一度見つめ直しているという人たちも多い。そんななか、多くの人々はより意味のある深いつながりを求めマッチングアプリやオンラインで繋がれるプラットフォームに戻ってきている。今まで求められていたスピード感ではなく、もっと会話やお互い知るところに時間をかけるようになってきていると多くのマッチングアプリユーザーたちは話している(参考:https://www.theatlantic.com/ideas/archive/2020/12/what-pandemic-has-done-dating/617502/)。以前よりももっと意識的に相手と向き合った繋がり方を求めるようになっている傾向にあるようだ。

 現時点で6600万ユーザーを記録しているBumbleだが、マッチングアプリマーケットで差別化を図ることは難しい。根本的な目的としては、様々な出会いを求めている人たちを仲介するというところで、どのサービスも一致している。その中でBumbleの理念にある「お互いを尊重する関係を育てていく」というアプローチは一度“立ち止まった”人々の新しい恋愛観にマッチするものになるのかもしれない。

〈Source〉
https://techcrunch.com/2021/02/06/bumbles-first-date-with-the-public-markets/
https://blog.femalefoundersfund.com/an-interview-with-bumbles-whitney-wolfe-herd-d9ab69e21497
https://www.ft.com/content/cb55ad0b-a65a-47b7-8699-c9dbface051b
https://www.theatlantic.com/ideas/archive/2020/12/what-pandemic-has-done-dating/617502/
https://www.marketplace.org/2020/11/24/love-in-the-time-of-covid-dating-apps-are-thriving/
https://edition.cnn.com/2019/12/13/tech/whitney-wolfe-herd-bumble-risk-takers/index.html

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