滝のように流れ落ちるスクリーン……Xiaomiが新たな全面ディスプレイのスマホを発表
中国の大手スマートフォンメーカーXiaomi(シャオミ)は、どこから見ても全てスクリーンという未来的なスマホのコンセプト動画を発表した。
実現するのに要した特許は46件
「初のクワッドカーブ・ウォーターフォール・ディスプレイ・コンセプトスマートフォン」と『Xiaomi』のYouTube公式チャンネルは銘打っている。
エッジ部分は88度の深い滝のようの曲線になっており、ポートやボタンはない。ディスプレイの限界を無限に拡張し、真のポートフリーのユニボディ設計を可能にするとXiaomiは述べる。
4辺すべてにウォーターフォール・ディスプレイを備えているが、明らかな疑問は画面のコーナー部分は機能するのかということだ。無限ではないが、それでも巧妙なトリックだ、と『The Verge』は報じている(参考:https://www.theverge.com/2021/2/5/22267807/xiaomi-quad-curved-waterfall-display-concept-phone-announced)。
Samsung Galaxy S21 Ultraのような、少し湾曲したディスプレイのスマホが好みではない人にとっては、これは悪夢のようなものだと同メディアは指摘する。
これはコンセプト・デバイスだが、単なるレンダリングではなく、実際に存在するとXiaomiは主張している。46件の画期的な特許を取得し、ガラスを曲げる技術やラミネート技術といった数え切れないブレークスルーが起こっているという。
Xiaomiが独自に開発した特許技術について『MacRumors』はさらに説明している(参考:https://www.macrumors.com/2021/02/05/xiaomi-concept-phone-waterfall-display/)。
超薄型圧電セラミック、業界初のフレキシブルフィルム・ディスプレイ音響技術、第3世代アンダーディスプレイカメラ、ワイヤレス充電、eSIMチップ、感圧タッチセンサー等、革新的なテクノロジーとエンジニアリングのソリューションがシームレスに統合されている。
端末のポートとボタンは、よりエレガントな代替のものに置き換わる。直感的で、まさに将来を見通したようなスマホだ。