『今日好き 赤い糸編』第2話ーーはるとの想いがついに決まる?るなとの2ショットでまさかの涙

『今日好き 赤い糸編』第2話レビュー

 グループ別行動が終わり、場面は男子部屋に。ここで、はるとは自身を追って『赤い糸編』に参加してくれたにも関わらず、るなと未だに話せていないことを不安だと語る。すると、「るなちゃんさ、明日の朝にツーショット誘いたいから、今から誘ってきてもいい?」と、このまさかのタイミングで切り込むりょうた。はるとも負けじと「オレも誘いたい」と語ったところで即行動。女子メンバーのもとを訪れたところで、りょうたとはるとは翌朝の2ショットを『今日好き』恒例となった“海辺での朝散歩”という形でるなに申し出た。


 2日目朝、るなが姿を現すやいなや、「どっちと先に話したい?」と問いかける男子2人。どちらも“先攻”を譲らない静かな均衡状態となったが、昨晩に誘われた順だろうか。りょうたが先に2ショットをすることに。りょうたにとっては念願の2人きりの会話となりしばらくお互いのイメージなどについて話していたのだが、ここでついに動く。


 「目つぶって、手出して」とるなに求めると、肩にかけたBALENCIAGAのベルトバッグから、なんと手作りおにぎりを取り出したりょうた。「一緒に食べようと思ってさ、朝早起きして作ってきました!」と、言葉や態度だけでなく、味覚も使ってアピールするところが健気でサービス精神に溢れている。さらに、昨今の時流を汲んで、お茶のほかに除菌シートまで用意してくる徹底した気遣いぶりだ。


 そして、肝心のおにぎりの味にもるなは「おいしい! めっちゃおいしい!」と大満足! これはもう、記憶にもお腹にもよく残る、思い出深いツーショットになったこと間違いない。ただ、ここで気になるシーンも。実は事前に、どちらかのおにぎりにはシャケが入っていて、それをを引き当てた人は相手にひとつお願いができるとのゲームをりょうたが提案。持ち出したりょうたが見事にアタリを引き当て、るなの気になる相手の名前を聞き出したのだが、その答えははると一人だけ。はるとの牙城は崩れずも、めげずにアプローチを続けると宣言したりょうただったが、その表情にはやや曇りを隠せなかったのも仕方がない。

 そんなりょうたに対して、手ぶらでツーショットに臨んでしまい、戦いの前から打ちひしがれているはると。おそらく、るなのキモチが離れてしまっていることを心配に思ってだろう。前回の旅で彼女への気遣いが足りていなかったことを謝った後、この旅で恋のライバルが現れてようやく嫉妬心を抱き、そこで初めて「るなと話している時は、自分でも隠せないくらいにニッコリしてて……」と、彼女を好きな気持ちに気が付いたことを勇気を出して打ち明ける。

 だが、すでにはるとに一途な想いを寄せているるな。不安を募らせるはるとにとっては“幸運な勘違い”となったが、るなは「たくさん話したいことがあったから後に誘った」と、彼を“後攻”に選んだ自分なりの意図を説明。そんなうれしい報告を皮切りに、この1カ月間でお互いがどれほど想い合っていたかを語り合い、2人揃って感涙する場面も。最後には、はるとがこの日の夜にプレゼントを渡す約束もしたところで、今回の朝散歩は終了。手ぶらで挑んでしまったものの、大きな成果を持ち帰るはるとだった。


 そんな彼の想いは、この旅の初日からもうアプローチを受けたるか(早河るか)ではなく、るなの方に固まったのだろうか。第3話では、はるとの誘いを受けて、るなとるかの2人が揃って彼を囲むなど、“地獄の三者面談”が待ち受けている様子。もし、はるとの答えがこの時点で出たとするならば、どちらかの女子の涙は避けられないに違いない……。

■一条皓太
出版社に勤務する週末フリーライター。ポテンシャルと経歴だけは東京でも数少ないシティボーイ。声優さんの楽曲とヒップホップが好きです。Twitter:@kota_ichijo

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