iPhone 12の製造コストはiPhone 11より“大幅増” 最大のサプライヤーはSamsungに
様々な手段でコスト圧縮
これらの数値は、あくまでCounterpointsの調査であって、Appleの実際のコストにはに基づいていないと『Patently Apple』は指摘しているが、やはり専門家は今回、コストが増加していると見ているようだ(参考:https://www.patentlyapple.com/patently-apple/2021/01/a-bill-of-materials-analysis-shows-that-the-iphone-12-costs-21-more-than-the-iphone-11.html)。
当初、予想された大幅値上げをAppleは回避し、付属品を減らした。また5Gテクノロジーのコストの増加を相殺するために、サプライヤーに値下げを要求したと『MacRumor』は伝えている(参考:https://www.macrumors.com/2021/01/07/iphone-12-fifth-costlier-than-iphone-11/)。
さらにAppleは、ハイブリッドハードとソフトバッテリーボードを採用し、iPhone 11に使用された同等の部品と比較して40〜50%費用を抑えたと言われている。
Appleは2021年のiPhone 13ラインナップで、iPhone 12のボードより、さらに30〜40%価格を削減するソフトボードデザインを採用するとTF International Securitiesの著名アナリストであるミンチー・クオ氏は見ているという。
iPhone 13の価格については、まだはっきりしたことは分かっていないが、引き続きコスト削減の努力は継続していくことのようだ。
■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。