『逃げ恥』で話題の「電気圧力鍋」はどれくらい料理を楽にできる? シロカ、シャープなどを紹介 

『逃げ恥』で話題の「電気圧力鍋」を紹介

 2021年は、輝かしい幕開けとは言いがたいスタートとなった。新型コロナウイルスの対策として1都3県に発令された緊急事態宣言により、またもや生活に制限をかけられることとなったからだ。

 昨年4月に発令された緊急事態宣言から、多くの企業で実施されているリモートワークは、通勤時間の削減などのメリットが生じる反面、デメリットも存在する。当時の不満は、料理に関するものが多かった。普段であれば会社や学校で1日のほとんどを過ごす家族が自宅にいる機会が増え、料理を作る回数が増えたからだ。

 そこで今回は時短調理や自動調理を得意とする家電製品である「電気圧力鍋」を紹介したい。

 電気圧力鍋は、2021年1月2日に放送された『逃げるは恥だが役に立つ』新春スペシャルでも登場。星野源演じる主人公・津崎平匡(つざきひらまさ)が妊娠中の妻の手助けとして電気圧力鍋を使用して料理を振る舞い、両親を驚かせたというシーンで、普段料理をしない人でも「簡単でおいしくできる」と話題になった。

電気圧力鍋は簡単かつ安全な調理家電

 鍋の中を高温・高圧の状態にすることで煮込み料理などの堅い食材をやわらかくする工程が短縮でき、火加減の調整がいらず、ボタンを押すだけで自動で調理ができる電気圧力鍋。調理中はTVを観ていようが、お風呂に入ろうが問題ない。時間を有効活用できる点で、電気圧力鍋は優秀な調理家電と言える。

 また、誤解されがちだが電気圧力鍋は安全な調理家電だ。普通の圧力鍋で味を調えようとして、加圧中にフタを開けて爆発させたという事故があったことで 電気圧力鍋も同じようなイメージを持たれているが、まったく正反対と言える。電気圧力鍋は普通の圧力鍋と違い、火加減の調節が必要ない。つまり、調理中に誤ってフタを開ける心配もないのだ。よほど間違った使い方をしない限り、事故が起きる心配もないだろう。

 しかし思ったより時短できない事実を知っておいてもらいたい。よく「加圧○○分!」といったうたい文句があるが、そもそも電気圧力鍋の調理工程は加熱・加圧・減圧の3つに分けられる。加圧が数分でも加熱と減圧に時間がかかるので、料理にもよるが調理時間に大きな差はない。

 さらに全自動という点では、デメリットも存在する。大きなものとして、調理途中で味の調整をできないことが挙げられる。普段から料理にこだわる人にとっては、少し不満かもしれない。

 自動で作っても十分おいしい料理ができるという点では申し分ないため、圧力調理をしたことがない人は、まず電気圧力鍋を使用するのがおすすめだ。

『逃げ恥』で話題沸騰!シロカの電気圧力鍋


引用:Amazonより

 さて、ここからは具体的な製品を3つほどピックアップして紹介する。まずは『逃げ恥』で登場した、シロカ製の電気圧力鍋だ。

 『逃げ恥』で使用されたのは『SP-D131』というモデルだが、シロカにはいくつかのラインナップがある。容量や機能が一部違うため、自身に合ったものを選びたい。

 共通の特徴としてあげられるのは、コンパクトでデザインがシンプルという点だ。無水調理や温め直しができ、コンパクトながら便利な機能は備えている。シンプルな白いデザインも飽きづらく、どんなキッチンにも調和するだろう。

 筆者が惜しいと感じた点は、炊飯以外で予約ができないところだ。「朝に材料を仕込んでおいて、夜にできている」という使い方はできない。ただしステイホームにおいて必須ではないので、コンパクトなモデルを求めるならもっともおすすめできる電気圧力鍋だ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる