任天堂が重病の子どもに救いの手 病院向けのNintendo Switchを贈る
任天堂は重い病を患っている子供を支援するアメリカの慈善団体「Starlight Children's Foundation」と連携し、入院中に少しでも安らいだ時間を過ごしてもらえるように、病院向けのコンソール『Starlight Nintendo Switch Gaming Station』を展開している。
コロナ禍で病院の遊び場さえも閉鎖で八方塞がり
このコンソールは、病院の部屋から部屋への移動がしやすいように『Nintendo Switch』に若干の変更を加えていると『Ubergizmo』は報じている(参考:https://www.ubergizmo.com/2020/12/nintendo-starlight-hospital-console/)。
任天堂によると『スーパーマリオパーティ』や『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』等、25タイトル以上のゲームがインストールされているという。
厳格な感染対策の要件を満たすように特別に製造されたゲームステーションで、病院内のどこにでも移動可能だ。ゲームに夢中になることで子供たちは楽しみ、気を紛らわせる。コロナ禍で、病院内の遊びが場が閉鎖されている現在、この重要性はとりわけ増している。
白い壁と天井に閉ざされ、薄白い光の中で糊のきいた白いシーツに包まれて過ごすのは、健康な大人でも気が重い。そこで小さな子供が重い病気と戦いながら寝起きする生活は、退屈と苦痛の極みだろう。平時でも、じっとしていられない子供が、このような状況下で、プレイルームにも行かれない。泣きっ面に蜂とはこのことだ。
パンデミック仕様で健康に貢献
このコンソールは子供たちに最高のクリスマスプレゼントになったようだ。『Starlight Nintendo Switch Gaming Station』は元々、2019年にワシントン州タコマにある病院「Mary Bridge Children’s Hospital」に設置されたのが始まりだという。「Starlight Children's Foundation」は今般、その台数を更に増やしたと『Bestgamingpro』は伝えている(参考:https://bestgamingpro.com/nintendo-rolls-out-a-hospital-friendly-console/)。
Nintendo of Americaとのパートナーシップのもと、これまで7,200台の『Starlight Nintendo Switch Gaming Station』が、全米800カ所を超える病院や医療施設に提供されたという。