かまいたち、チョコプラ、ミルクボーイ……YouTubeに見る、年末年始特番とは”ひと味違う”人気芸人らの魅力
YouTuberとしての面白さと芸人としての面白さ、このバランス感覚が絶妙なのがチョコレートプラネットだ。瑛人の「香水」カバーで一躍時の人となった彼らだが、その真骨頂はオリジナル企画にある。
いかに犯罪者風の写真を撮れるかを競う『悪い顔選手権』、どちらがより「食べられない」かを競う『小食いチャンピオン』、対象物に対してただなにもしない『◯◯してみない』など、その発想力はまさに異次元だ。中でも個人的にオススメなのが「あらゆる料理を6秒で完成させる」人気企画『6秒クッキング』は自分達の「素」を見せつつも「ネタ」としての面白さも兼ね備えている。無謀すぎる企画を成立させてしまう胆力をとくと見よ。
最後にひたすら「ネタ」に特化したYouTubeチャンネルも紹介したい。
まずは「今最もチケットが取れない芸人」東京03。単独公演の様子がガッツリ投稿されており、コントに絶対の自信があるからこそできるチャンネル。一度でも彼らのコントに触れると絶対に「生」で見たくなること間違いなし。
またミルクボーイの「おやすみミルクボーイ」は彼らの姿すら見えない「音」だけでネタを楽しむ異色のコンテンツ。「おやすみ」のタイトルどおり、耳元で、小声でネタを披露してくれるまさに「ASMR漫才」。彼らの話芸としての漫才の面白さを改めて感じると同時に眠れない夜、まるでお父さんに寝かしつけられているような安心感を覚える。
年末年始にかけて数多くのお笑い特番が放送されるが、彼ら自身が運営するYouTubeチャンネルも目が離せない。
■かんそう
1989年生まれ。オールジャンルミクスチャーブログ『kansou(king and soul)』を運営。記事によって変わるテンションの落差に困惑の声多数。『QJWeb クイック・ジャパン ウェブ』『SUUMOタウン』『We Love Expedia』などでも執筆。