King Gnu&millennium parade楽曲の世界観を体感できる『ヌーミレパーク(仮)』 PERIMETRONに聞く“空間演出”の裏側

PERIMETRONに聞く“空間演出”

 ロックバンド・King Gnu。そのメンバーである常田大希が率いる複合的音楽集団・millennium parade。彼らのMVやアートワーク等を手掛けるクリエイティブレーベル・PERIMETRONーーこの3組をコラボレーターに迎えた『#014 ヌーミレパーク(仮) 』DIRECTED BY PERIMETRON(以下、『ヌーミレパーク(仮)』)が東京・Ginza Sony Parkにて現在開催中だ。

 PERIMETRONのディレクションによる『ヌーミレパーク(仮)』は、King Gnuとmillennium paradeの楽曲のMV、アートワークの世界観を体感できる空間になっている。また、最前線で活躍しながらも目下成長中であるKing Gnu/millennium parade/PERIMETRON、2025年の完成を目指して変化し続けるGinza Sony Parkの共通項として、“工事中”というテーマが掲げられた。

 『ヌーミレパーク(仮)』の目印となるのは、King Gnuとmillennium paradeのロゴを合体させた巨大オブジェ。そして“王牛宴”、“千年祭”と書かれた紅白の旗。地下への階段を下り、『ヌーミレパーク(仮)』のロゴ、工事計画概要が記された看板のある入り口を抜けると、受付が現れる。

 B1Fにあるのは、限定グッズを購入できる「GNU-MILLEPARK SHOP」や、カプセルトイ(抽選当選者のみ購入可)、過去に販売されたTシャツの展示、MV撮影時に使用したプロップス(小道具)の展示。この階のメインはその4つだが、ポスターになっている『ヌーミレパーク(仮)』キービジュアルの制作過程がホワイトボードに貼られていたり、コラージュにコラージュを重ねた看板があったり、“工事中”というテーマに因んだデザインのオリジナル看板・標識テープなどがあったりする。このように、立ち止まってじっくり見たくなるポイントが非常に多いのが『ヌーミレパーク(仮)』の特徴。展示と展示を渡り歩く間でさえ、ぼーっと歩くだけでは済ませられない。

 続いてB2F。数十台のモニターが並んだスペースでは、King Gnuとmillennium paradeのMVを放映。足元のフットペダルを踏むと、曲が切り替わったり、映像にエフェクトがかけられたりする。隠しコンテンツも用意されているとのことなので、現地に行った人はいろいろと試してみてほしい。“これまでリリースしたシングル&アルバムがもしもレコード盤になったら”という設定の展示(millenium parade『Fly with me』のみ実在する)の正面にあるスペースでは、「Fly with me」のライブ音源&3D映像を体験できる(映像終了後に表示される案内文にはくすりと笑えるユーモアが)。この3D映像は、昨年5月のライブで使われた映像を今回の展示のためにブラッシュアップしたもの。さらに、ソニー独自開発の超高精細Crystal LEDが使用されているため、映像はきわめて高画質だ。「Fly with me」のライブ演出は当時かなり話題になっていたが、ライブチケットは即完していたため、観たくても観られなかった人がたくさんいたはず。この機会にぜひ体験してみては。

 B3Fへ向かう階段がある吹き抜けのスペースには、King Gnu「飛行艇」のジャケットに描かれている少年が巨大オブジェになって登場。そしてB3Fでは、「Fly with me」のティザー映像を再現したアーケードゲームが体験できる(抽選当選者のみ)ほか、millenium parade「Plankton」のMVに登場する自動車やネオン看板を展示しているスペースがある。この自動車はオブジェなどではなく、本物の自動車にペイントしたりステッカーを貼ったりすることで、再現に成功している。MVで描いたCGの自動車と似た型の自動車を探すのにはかなり苦労したが、自走できるものを最終的に何とか1台見つけられたそうだ。この自動車には触わることができないが、『ヌーミレパーク(仮)』公式サイト内で体験できるVRコンテンツ「VIRTUAL TOUR」では、なんと後部座席に乗車することができる。なお、Instagramで使用できるARフィルタや、King Gnu/millennium parade/PERIMETRONと所縁のあるアーティストによる音楽ライブ配信など、オンラインで楽しめるコンテンツは他にもある。残念ながら現地に足を運べないという人はそちらをチェックしてみてほしい。

 King Gnu「Slumberland」のMVでおなじみのパペットたちがいる階段を下り、B4Fに行くと、佐野凛由輔(King Gnu『Sympa』のジャケットを描いた人物)によるウォールアートが壁一面に展示されている。佐野は、クレヨンやボールペン、アクリル等、異なる種類の画材を同一作品内で用いる作風で知られている。間近で見ると、画材の違いによる凹凸がよく分かり、生々しさを感じることができた。

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