コロナ禍で変わりゆく「コワーキングスペース」の利用方法 WeWorkも日本独自のサービスを開始

変わりゆく「コワーキングスペース」の利用方法

クリエイターのコワーキングスペース活用

「仕事を受ける・任せる」

 コワーキングスペースにはライター、エンジニア、動画編集者など様々なスキルを持ったクリエイターが集まっている。コワーキングスペースで知り合ったクリエイターたちが協力して仕事をすることは珍しいことではない。仕事を共有することで、互いのクリエイティブを生かせるだけでなく、外注にかかるコストを抑えられる、外注するよりもクオリティを高く保ちやすい、などのメリットもあるからだ。さらにコロナ禍では貴重な、「直接顔を合わせて知り合ったクリエイター」に頼むことは、外注するよりも細かな指示出しやすく、クリエイターの長所も知ったうえで注文ができるため、トラブルが起きにくい。このご時世、自分に合ったビジネスパートナーを探すには、かなり効率的な場所なのではないだろうか。

「スキル向上・交流の場として」

 コワーキングスペースでは、今後独立していきたい人やクリエイターが集まって勉強会や交流会を行うこともある。時代によって求められるスキルは目まぐるしく変化するため、現状維持ではなく新しいスキルを身につけることを大切にしているクリエイターが交流の場に足を運んで新しいスキルを得ようとしているのだ。有限会社ノオトが運営する五反田のコワーキングスペース『CONTENTZ(コンテンツ)』では、ライター向け勉強会や交流会などのイベントを定期的に行っている。さらにイベントの中に名刺交換という時間があり、参加者が交流できる時間が設けられている。参加者がクリエイターだけでなく一企業に勤める会社員も増えたことで、個人と個人だけではなく企業と個人が繋がる可能性も高まったのだ。個人で活動していくにあたってコネクションづくりは大切になってくるため、このような交流の場は今後も注目されるだろう。

 今回はコロナ前後のコワーキングスペースの活用方法の変化について書いてきたが、今後リモートワークがさらに推進されれば、コワーキングスペースの利用客も増えることだろう。そうなれば企業のノウハウを個人にシェアする、個人のスキルを企業にシェアするなどの個人と企業のスキルシェアや企業とクリエイターが手を組んで今までにないサービスを作り上げることも、これまで以上に盛んに行われることが予想される。

■おっくん
WEBライター。週に一回noteでエッセイを投稿しています。BASEでサービスを3つ展開中。Twitterにて執筆依頼承っていますので気軽にご連絡ください。

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