ガジェット系YouTuber・たこまるも驚き 37.5インチの超大型ゲーミングモニター、MOBIUZ『EX381U』が秘めるポテンシャル

たこまるも驚くMOBIUZ『EX381U』の可能性

 PCゲーマーを中心に、家庭用ゲーム機派にも広く普及しているゲーミングモニター。美麗なゲームグラフィックを余すことなく楽しむための映像出力機器として、また高速かつ滑らかな描画性能でライバルと差をつけるためのゲーミングデバイスとして、いまやメーカー各社から数多くの製品が展開されている。

 そんななか、BenQから発表された「MOBIUZ」シリーズの新製品『EX381U』は、画面サイズが37.5インチという圧倒的な存在感を誇るハイエンドゲーミングモニターだ。

 今回は、“PCデスク周り系YouTuber”として、ゲーミングデバイスのレビューや、PCデスクのより良い環境構築のための情報を発信する動画クリエイター・たこまるにお越しいただき、『EX381U』の実機を使用してみての感想とともに、本機の特性から想定できるオススメの運用法などを探っていく。

ゲーミングモニターならではの特別感と機能性

 たこまるは自宅にPCデスクを3台設置しており、それぞれにサイズ違いのゲーミングモニターをセットアップし、用途別で使い分けているとのこと。対戦FPSゲームをプレイする際は、慣れ親しんだ24.5インチモニターを愛用。YouTube用の動画編集時は、27インチや32インチの大型モニターを用いて映像の細部をチェックすることもあるそうだ。

 ゲーミングモニターを使うメリットについて聞いてみると、「やっぱりテンションが上がることですよね」とニヤリ。第一に、ゲーマーの所有欲を満たしてくれるデバイスである点。さらに、一般的なPCモニターと比較して描画遅延が少ないことや、高リフレッシュレート表示により滑らかな映像が楽しめることを利点として挙げたうえで、「ゲーミングモニターに慣れたら(ふつうのモニターには)戻れないですね」と語る。

 なかでもリフレッシュレートの高さがゲームプレイにもたらす恩恵は大きく、「FPS系のゲームであれば敵を目で追いやすくなるし、敵に対してエイム(照準)を合わせやすくなるのもメリット」なのだそう(当然ながら、モニターの性能を活かせるだけの処理速度を持つPCを用意する必要はあるが)。

 「単純にそのほうが有利なので、できればカジュアルゲーマーさんも144Hzや240Hzといった高リフレッシュレート対応のゲーミングモニターをぜひ使ってみてほしいです」と熱弁した一方、「近年はグラフィックボードの性能も上がっているので、高性能なゲーミングPCを使っているコアゲーマーの方は、高リフレッシュレート表示と美麗な映像表現を両立できる高性能ゲーミングモニターを選んでみるのも楽しいと思います」と、ゲーミングモニターを選ぶうえでのアドバイスを授けてくれた。

 ゲーミングモニターを選ぶうえで最重要視するポイントに「高リフレッシュレートに対応していること」、次点に「解像度やコントラストなどの映像表現の美麗さ」を挙げた、たこまる。そんな彼の目に、BenQが誇るゲーミングモニターブランド「MOBIUZ」シリーズの新製品『EX381U』はどう映るのだろうか。

 まずは「MOBIUZ」シリーズ全体に対する印象を聞いてみると、「ゲーマーが求める性能・機能を漏れなく搭載している“全部乗せモニター”というイメージがあり、コアゲーマーさんにはもちろん、ゲーミングモニター初心者さんの最初の1枚としてもおすすめできるブランドですね」とのお言葉が。

 高い描画性能や映像表現力はもとより、ソフトウェア面の簡便さや、付属品類の充実ぶり、モニターアームに標準対応していることなど、「箱出しですぐ使えて、初心者さんがゲーミングモニターに寄せるほぼすべての期待に応えてくれるモニター」であると、その魅力を語ってくれた。

37.5インチワイドサイズならではの大画面もたらす恩恵とは

 ただ、今回この場にご用意した『EX381U』は画面サイズが37.5インチワイドと、ゲーミングモニターとしてはまれに見るクラスの大画面が特徴の製品となっている。

 これほどの迫力を持つゲーミングモニターは、たこまるといえど未体験の領域。まずは使ってみないことには……ということで、さっそく『EX381U』を使っていくつかのゲームをプレイしてもらった。

 37.5インチワイドの大画面、解像度にして4K UHD(3840×2160)のIPSパネルがもたらす迫力の映像美と没入感を活かすならば、やはり美麗グラフィックが売りのRPGやレースゲームなどをチョイスするのが順当なところだろう。

 しかしながら『EX381U』は純然たる“ゲーミングモニター”であり、リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms(GtG)、「FreeSync™ Premium Pro」にも対応するなど、大画面ながら滑らかな映像体験を両立している点も長所としている。

 そこで今回は、あえて激しい視点操作が必要となる複数のFPSタイトルをチョイス。製品のパフォーマンスや、大画面でFPSをプレイすることの影響を検証してもらうことに。

 ふだんは24.5インチモニターでFPS系タイトルをプレイしている、たこまる。そうしたタイトルでは、画面端のミニマップをはじめとする各種HUDにも頻繁に視線を向ける必要があるため、プレイヤーのあいだでは画面全体を見渡しやすい24~27インチモニターが好まれる傾向にある。

 ただ、「(大画面ゆえの違和感には)思ったよりも、慣れるまでには時間がかからなかった」とは本人談。FPSタイトルをプレイしつつ「画面に対してある程度の距離を保つことさえできれば、意外と違和感なくプレイできます」と、射撃訓練場でダミー相手にヘッドショットを連発しながら話してくれた。

 『EX381U』はVESA規格に対応しているので、モニターアームを使用すれば、迫力ある映像を楽しみたいときは画面を近付け、シビアな視線移動が求められる対戦ゲームをプレイする際は画面を遠ざけるといった柔軟な運用も可能となる。

 加えて、たこまるからは「画面との距離をとって使う場合も想定すると、リモコンが付属する点もありがたいですよね」とも。本機は付属のリモコンにより、各種ソフトウェア機能や色彩設定などを手もとで調整できるのだ(本体のボタンからも操作可能)。

 PixSoulエンジンを搭載し、AIによるゲームタイトルに合わせた色彩の最適化や、自動コントラスト調整機能「Shadow Phage」などのゲーマー向け支援機能を備える『EX381U』。

 「Shadow Phage」は画面に映し出している映像コンテンツをリアルタイムで検知し、画面内で暗い部分のコントラストだけを引き上げたり、明るすぎる部分のコントラストを下げてくれたりといった調整を、高精度で行ってくれる機能となっている。

 AIによる自動調整だけでは物足りないという場合は、画面の明暗を20段階から任意に調整できる「Light Tuner」も活用したいところ。たこまるも、「暗いところに敵がいて気付けなかったりすると、ものすごくストレスが溜まりますからね(笑)」と、その有用性について言及する。

 さらに、各種カラー設定は「Color Shuttle」ソフトウェアによって保存でき、ユーザー間での共有・ダウンロードも可能。「ゲーミングモニターに興味はあるもののいろいろ設定するのが面倒だと思う人や、買ったところで機能を使いこなせるかなと心配になってしまう人にもオススメできる」のが「MOBIUZ」シリーズの魅力だというわけだ。

 短時間ではあるが使用感を確かめてもらったところで、最後に、『EX381U』のポテンシャルを引き出すための活用術や、設置するうえでのアイデア、本機がどんなゲーマーに向いているか? などを、たこまるに聞いてみた。

 “本機でどんなゲームをプレイしてみたいか”というテーマでは、スポーツゲームやオープンワールド系のアクションゲーム、2025年に発売を控える『モンスターハンターワイルズ』などが挙がったほか、「たとえば友達が家に遊びに来てレーシングゲームやパーティーゲームをやろうとなったときに、『EX381U』があったら楽しそうですよね」とも。たしかに、この大画面ならば画面分割のマルチプレイもさぞ盛り上がることだろう。

  引き換えに、PCデスクでのセットアップを考えると「マルチモニター環境は作りづらそう」ということで、「ウルトラワイドモニターのような感覚で、シンプルに表示領域の広さを活かす方向性が良いのではないか」というのが、たこまるの見解だ。

 また、8畳程度のワンルームマンションやゲーム部屋を想定した場合、「50インチのテレビを置いたりすると結構な圧迫感がある」ということで、「『EX381U』を1台置いて、YouTubeやストリーミングサービスを楽しめる大型モニター兼PCモニターとして使ってみては?」という鋭い提案も飛び出した。

 仮に大型テレビとゲーミングモニターを両方購入するとなれば、相応の金額にもなるわけで。それが本機1台に集約できると考えればコストパフォーマンスは上々、設置場所に関しても省スペース化できるわけだ。そう考えると、『EX381U』はひとり暮らしゲーマーの需要を一手に満たしてくれる製品とも言えそうだ。

 総じて、“『EX381U』はどんなゲーマーにマッチするモニターか?”という問いに対する、たこまるの回答は「広く言えば“ゲームを楽しみたい人”」となった。

 まずは24.5~27インチなどのゲーミングモニターを使用中のゲーマーが、より大画面で映像美を楽しみたいと思った際のアップグレード先としてオススメできるゲーミングモニターが、たこまるが「現代のなかで総合的に見てトップレベル」と太鼓判を押す2024年5月に発売された31.5インチサイズの『EX321UX』であり、さらに大きなサイズの『EX381U』となるだろう。

 共にプレミアムモデルではあるが、スペック面で上回る『EX321UX』とコストパフォーマンスに優れた『EX381U』というように、サイズ以外でも差別化されている。ユーザー目線で優先する項目に応じて、どちらを購入するか判断してもいいだろう。

 一方で、「これから自分がどんなタイトルにハマるかわからない」、あるいは「今後プレイしてみたいジャンル・タイトルが数多くある」といった悩みを抱えているがゆえに、どんな製品を購入すべきか迷っているゲーミングモニター初心者にとっては、エントリーモデルも選択肢に入るだろう。

 そんな“初心者”にとって、大画面と滑らかな映像表現を両立しているMOBIUZゲーミングモニターは有力な選択肢になり得る。また、PS5などの家庭用ゲーム機が主体のゲーマーにとってもゲーム体験に直結する“投資”になるだろう。

 『EX381U』について、「ゲーマーが欲しいものを“全部乗せ”したようなスペックなので、そういう意味では機会損失を減らしてくれるゲーミングモニター」であり、言い換えれば「ゲーマーとしての可能性を広げてくれるゲーミングモニター」であるとの言葉で今回のインタビューを締めくくった、たこまる。

 『EX381U』を相棒に、ゲーマーとしての新たな自分に出会うための旅路に出かけてみてはいかがだろうか。

◯商品情報
『EX381U』製品ページ:https://bit.ly/3YLKKdG

 
◯販売情報
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DM4667DM
楽天:https://item.rakuten.co.jp/benq-directshop/monitor-ex381u/

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