那須川天心に聞く“YouTubeに本気で取り組む理由” 「プライドを捨てて挑んでいます」

那須川天心に聞く“YouTubeに本気で取り組む理由” 「プライドを捨てて挑んでいます」

 プロ公式戦36試合にすべて勝利し、うち奪ったKO勝ちは27。圧倒的強さゆえ、リング上での那須川天心は、近づき難いオーラを放つ孤高の存在だ。

 しかし、今年6月より始動した公式YouTubeチャンネルでは、全く違う表情を見せている。自宅で手料理を作ったり、「踊ってみた」に挑戦したり、朝倉未来とディズニーデートをしたり、心霊ドッキリで絶叫したり……そこにあるのは、22歳の男が見せる“等身大の素顔”だ。

 偉大なるキックボクシング界の至宝が、YouTubeで素をさらけ出す理由は何なのか。11月1日、『RISE DEAD or ALIVE 2020 OSAKA』のメインイベント、RISE三階級制覇者・裕樹戦を控える本人に、直接聞いてみた。(こじへい)【記事の最後に、那須川天心さんサイン入りチェキのプレゼント企画あり】

「格闘技とまったく関係ないドッキリ企画の再生回数が伸びて……」

――公式YouTubeチャンネルに初回動画を投稿してから、およそ4か月が経ちました。ここまでYouTuberとして活動してきて感じたことを教えてください。

那須川:いや~、面白いですね、YouTube。一番に感じたのは、ファン層の違いです。僕のインスタが今、フォロワー60万人ほどで、Twitterが40万くらい。そのファンの方が全員チャンネル登録をして、観てくれるのかと思いきやそうでもない。YouTubeにはYouTubeのファンがついてくれるんです。中には、格闘家・那須川天心を知らない人もいて。これまでと違う層の方に興味を持ってもらえて、プラスしかないですね。

――初回の動画で「『格闘家=怖い』イメージをなくしたい」とおっしゃっていました。実際に、YouTubeでの動画配信を始めて、世間の「那須川天心像」が変わった実感はありますか?

那須川:ありますね。これまで全く見せていなかった素の僕をさらけ出してるわけですから。だから、絡まれやすくなっちゃった。「あれ? こいつ、俺でも勝てんじゃね?」みたいな(笑)。

――それは災難ですね(笑)。そのように血気盛んな一般の方と、スパーリングする動画を投稿する格闘家YouTuberさんも多いですよね。

那須川:僕は一般の方とスパーリングはやらないです。ハッピーな動画を上げたいので。ただ、登録者数40万人を突破した記念に、格闘家の方を交えてスパーリングをやりたいとは考えています。

――開始4か月あまりで、チャンネル登録者数40万人は、かなり早いほうですよね。好調の要因は?

那須川:スタート当初は、コロナの自粛期間ということもあって、ずっと家で撮影していました。その時は「やばい、全然(再生数や登録者数が)伸びない」と焦っていたのですが、緊急事態宣言が解除されて、ある程度、外での撮影ができるようになってからは伸び始めましたね。

――では、これまで撮影した中で印象的な動画は何ですか?

那須川:心霊ドッキリが一番です。ほんとに、今でも根に持ってます(笑)。

【神回!?】誕生日に心霊ドッキリでビビリ覚醒!!

――那須川さんのチャンネルでは最近、「ドッキリをかけられる企画」が多いですよね。たとえば、目隠しをされた状態でバンジージャンプに連れていかれたと思いきや実は……という企画とか。

那須川:あれはプライドを崩されましたね。那須川天心が崩れ落ちるシーンは、なかなか試合でも見せたことがないから、衝撃的だったんじゃないかな(笑)。ただ、格闘技とまったく関係ないドッキリ企画の再生回数が伸びて、YouTuberとして手ごたえを感じたのも事実です。「需要があるんだな」と。

【初ドッキリ】目隠しバンジーのはずが。。。

――では、今後もドッキリを仕掛けられ続けていくと。

那須川:いや、僕のYouTubeチームが最近、本当に僕のことをナメ始めているので、逆にドッキリを仕掛けて痛い目に遭わせたいです(笑)。

――最近では、9月27日に行われた皇治選手との一戦の直後にインタビュー動画を投稿したことが話題になりました。試合直後の声を届けたのには、どんな思いがあったのでしょうか。

那須川:あの日一番ホットな人と言ったら、半沢直樹か僕じゃないですか(笑)。試合後、多くの人がいち早く僕のインタビューを聞きたいはずなので、試合があったその日のうちに、YouTubeチームと撮影を行いました。

※編注:9月27日は『半沢直樹』の最終回が放送された日。Twitterのトレンドは『半沢直樹』と天心関連のワードで埋め尽くされた。

――その結果、YouTube急上昇ランキング1位です。

那須川:やったなと思いました。というか、(1位)になるだろうなと思っていました。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる