『オオカミくんには騙されない』第10話ーーノアが“涙の決断”、「史上初の事件」前にした動向を見逃すな

『オオカミくんには騙されない』第10話レビュー

 まずは、前回のおさらいから。第9話では、マサ(Masafumi)の脱落後、メンバーがショックを受けながらも前に進もうとする姿が見られた。カイト(Kaito)とありさ(松永有紗)は順調に仲を深めたが、ひとみ(中澤瞳)、よしき(藤枝喜輝)、マリカ(世良マリカ)の関係は一層複雑に。

 そして、そうま(平原颯馬)がライバルのがく(押田岳)の目の前で、ノア(佐藤ノア)に月LINEを使用! 一度フラれたものの、最後にもう一度アタックしようとする。そうまに好意を抱くゆら(染野有来)は、どう動くのか……。

 第10話は、ノアがそうまのもとにやってくるシーンから始まる。開口一番「まだあきらめられなかった、やっぱ」とストレートに伝えたそうまは、自身が主人公を務める映像の絵コンテを見せて「相手役はノアにやってほしい。最後、海から上がってきたら女の子がいなくなる展開になっているけど、もし俺に少しでも可能性が残っていたら、去らないでそこにいてほしい」と判断をゆだねる。

 「自分の気持ちをちゃんと伝えて、悔いなくこの夏は終わりたい。ノアを好きになれてよかった」と晴れ晴れと告げるそうま。果たしてノアは、どんな決断をするのだろうか。ちなみに、そうまはゆらとがくにも撮影の意図を伝え、筋を通す。ゆらは「もし、そうまくんが喜べない結果になったとしても、私がいるからへこまないでほしい」と悲しみを押し殺し、背中を押すのだった。

 そして、撮影当日。撮影の休憩中、ゆらはノアを誘い、「ノアちゃんの今の気持ちに素直になってほしい」と伝える。いよいよラストシーンの撮影が迫り、悩みぬいた結果、ノアは涙を流しながら、その場を離れていく。撮影後、ゆらは気丈に「お疲れ」と声をかけ、アトリエに戻ってから月LINEを使い、本人にこっそり伝えるのではなく、みんなの前でそうまを遊びに誘う。

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