「レゴ スーパーマリオ」の練りに練られた魅力 “立体版マリオメーカー”とも言うべき高精度の遊びに迫る

 さらに、レゴ スーパーマリオでは専用アプリがあることも強い。自分で作ったコースをスマホで撮影してアプリ上に投稿すれば、同じレゴ スーパーマリオで遊んでいる人たちにシェアできるし、ウィークリーチャレンジとして「こんなコースを作ってみよう(この原稿を書いている時点では「できるだけ高いコースを作ろう」という課題が出ている)」というお題が公式から発表される。

 このアプリ上でのチャレンジからもわかるように、レゴ スーパーマリオシリーズがユーザーに作らせようとしているのは個々の製品やオブジェクトではなく、マリオが飛び回るコースそれ自体なのである。レゴであればなんでもコース作りの素材として使えるわけで、スーパーマリオシリーズ以外のブロックも大いに役に立つ。これまでに購入したレゴのパーツが、ゲームのステージ用のパーツとして別の輝きを見せ始めるのだ。練りに練られた作りである。

 冒頭にも書いたように、レゴ スーパーマリオは「レゴであり、そしてスーパーマリオのゲームである」という点が高度に組み合わさった製品だ。レゴであることの意味とスーパーマリオというゲームをモチーフとしている意味。そこを理詰めで考えたからこそアウトプットできるものだと思う。スーパーマリオのゲーム自体が三次元の世界に飛び出したと言えるこの入魂の一作を、ぜひともスターターセットから味わってみてほしい。

■しげる
ライター。岐阜県出身。プラモデル、ミリタリー、オモチャ、映画、アメコミ、鉄砲がたくさん出てくる小説などを愛好しています。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる