SixTONESとTravis JapanがYouTube見せた確かな友情 “やんちゃキャラ”と“優等生キャラ”の好相性を読む
全員で笑いたいTravis Japan
SixTONESが激しいボケ合戦を繰り広げる一方で、Travis Japanは今日も平和だ。最初の脱落者となったのは松倉海斗。特にボケたわけでもなく、シンプルに失敗してバツが悪そうな松倉。そのそばにサッと寄ってきたのは、リーダーの宮近海斗だ。「あの、コイツ本当にこれ下手なんです」と宣言することで、みんなが笑える空気を作っていく。コクコクと頷く松倉に、ジェシーも「でもいいヤツなんだよ!」と助け舟を出して、さらに笑いが溢れる。
続いて、手の細かな動きを間違えて脱落した七五三掛龍也にも、宮近は「自分的にはどうだった?」と問いかけて、コメントを引き出していく。すると「自分的にはギリOK!」と、まさかの激甘な言葉が返ってきて、思わず笑ってしまう一同。さらには、川島如恵留が「Travis Japan2人落ちてるけど、(奇抜な振り付けばかりをする)SixTONESのせいだからね!」と弁護。確かに、SixTONESメンバーが考える振りは、いずれもダンスとは呼べないおもしろな動きばかり。メンバーのプライドを守りながらも、ボケたがりのSixTONESのいいところにも注目がいくように、という川島のバランス感覚の良さを感じさせる一コマだ。
また中村海人は、吉澤閑也がアロエジュースを飲んだ勢いでギャグをお披露目すると、後ろのほうで1人手をたたいて大ウケする姿が映し出される。さらに、松田元太がTravis Japanの持ち歌である「夢のHollywood」の振りを取り入れると、続けて「Dance With Me~Lesson1~」の振りで応えるなど、士気を高めていく姿が印象的だった。正統派な振り付けで実力を惜しみなく出すTravis Japanに対して、奇策で1人踏ん張り続ける髙地。もうとっくに勝敗はついているのだが、それでも最後まで手を抜かないのもTravis Japanの誠実さを感じさせる。最終局面で、宮近は靴が脱げずに踊れなかったジェシーの案を採用する、いい後輩っぷりも披露。すると、まさかのその動きに髙地がついていけず脱落となってしまう。
結局、残った3人全員がTravis Japanという圧勝で幕を閉じたものの、「ちょっと鍛え直して、もう一度……明後日ぐらいにリベンジしたい」(田中)と、まだまだボケたがりなSixTONES。続けて田中が提案した「花火をどっちが遠くから撮れるか」は、実は過去にSixTONESがやった企画なのだが、ジェシーは「やったことないよね!」とボケをかぶせていく。たまらず「え、誰もツッコまないの?」とツッコむ川島。きっと、こんなふうに正統派なリアクション、打てば響くTravis Japanだからこそ、SixTONESは絡みたくてしかたなかったのだろう。Travis Japanならジャニーズアイドルの王道を見せてくれる、だからこそSixTONESの自由さが際立つ。例えるなら“やんちゃキャラと優等生キャラが実は仲良しだった“という漫画のような関係性。ぜひ、2グループの間に確かにある尊い友情を、今度も育んでいくさまを定期的に見せてほしい。