『水溜りボンドのANN0』第18回おさらい トミーの人生で最も忙しい誕生日週間
人気YouTuberコンビ・水溜りボンド(カンタ、トミー)がMCを務める『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』第18回目が7月30日放送された。ANN史上初のYouTuberレギュラーパーソナリティーとして注目を集めているラジオ番組をさらに楽しむために、今晩の放送を前に第18回放送の振り返りと今後に向けたポイントをお伝えしたい。
はじめに、第18回放送日であった2020年7月30日という一日は、5年半YouTuberとして駆け抜けてきた水溜りボンドの二人にとっても、ファンやリスナーにとっても大きな一日であったが、彼らが作るエンタメを愛する皆が一丸となったことで、また大きく前進した日だったと前置きしておきたい。
<これまでの振り返り>
■第1回おさらい バズを起こした初回放送の内容は?
■第2回おさらい “ガチ勢”リスナーとのバトル!
■第3回おさらい ナイナイ岡村との距離は縮まるか?
■第4回おさらい 輝き出したフリートーク
■第5回おさらい リスナーにいじり倒されるトミー
■第6回おさらい 三四郎・相田に発見されたふたり
■第7回おさらい なぜトミーは「大根」に?
■第8回おさらい 三四郎・相田との“プロレス”の行方は?
■第9回おさらい 敬愛するHIKAKINを語る
■第10回おさらい 三四郎・相田と“直接対決”へ!
■第11回おさらい トミー&しゅーじまんの“和解”が成立
■第12回おさらい 神木隆之介のYouTuberデビューに大興奮
■第13回おさらい カンタが星野源に“謝罪”
■第14回おさらい 星野源とのコラボが実現不能に?
■第15回おさらい カンタ、ジャニーズとの交流明かす
■第16回おさらい カンタ“インスタ乗っ取られ”の真相
■第17回おさらい 大スター・あいみょん登場
■第18回を「radico」のタイムフリー機能で聴く
トミーの人生で一番忙しかった誕生日週間
番組冒頭のタイトルコールを終えて、フリートークに入ろうと、トミーから「今週は何かありましたか?」という愛のある誘導に「何にもないです」と笑うカンタ。すかさず「何にもない週なんかあります?」とこれまた愛のあるトミーのイジリに対して「何にもないです」と笑うカンタだったが、「逆に何かありました?」という質問返しで、トミーのマシンガントークに火がついた。
7月26日に27才の誕生日を迎えたトミーだが、「今週が一番最悪な週だった!」と、これまで体験したことがない不思議な誕生日週間の一部始終を話し始める。誕生日当日は例年のようにカンタと動画を撮ろうと前もって約束しており、翌日は関係者数人とコロナを配慮した上で誕生日会が開かれる予定だった。しかし、トミーいわく、急に何が起きたのか「26日は動画撮れません! 平日も家から出ないでください!」との通達があったという。そこからトミーの人生で一番忙しい真の誕生日週間が始まろうとしていた。
7月30日、カンタのプライベートな情報が世の中を駆け巡った。この日のメインチャンネルでは、異例のトミー単独出演による動画が投稿された。タイトルはシンプルに『相方(カンタ)について。』。この日、インターネット上でカンタを知らない多くの人たちが「水溜りボンド/カンタ」というキーワードを頼りに検索することが予想され、そんな人たちにカンタという人間の面白さを伝えるとともに、突然の報道に戸惑ってしまった私たちファンに対しても、“自分が知っているカンタを全部共有するから”というトミーなりの愛ある配慮だったように感じる。
動画が撮影された場所は、下北沢にあるライブハウス「近松」。かつて「CAVE-BE」という名前だったここで、2013年、二人は水溜りボンドとして初めてステージに立った。そんな思い出の場所を舞台に投稿された、普段の何倍もある80分の動画には、誰よりも近くで相方カンタを見てきた、そして誰よりも彼の才能を世に知ってほしいと願い、カンタという人間を誰よりも信じて活動してきたトミーの情熱が注がれた動画となっている。
ラジオでは、この動画の撮影秘話も明かされた。撮影されたのは投稿前日、7月29日夜。当日はトミーの自宅でヘアメイクし、ライブハウスに移動というスケジュールだったそうだ。しかし、女性スタッフがトミーの部屋に入ることが「周りから変な風に思われないように」との配慮で、付き添うはずだった男性マネージャーが5時間の遅刻。罪滅ぼしの誕生日ケーキを持ってスタジオに登場したが、トミーは撮影日まで自宅に缶詰でUber Eats生活、予定されていた誕生日会はトミー不在で決行されるなど、お祝いムードのなさに「いや、俺の誕生日、誰もちゃんと祝う気ねえ!」と笑いを誘った。
そんななか、「トミーおめでとう」と笑うカンタに「腹たつわ!」とすかさずツッコミを入れるトミー。めげずに「28才、ハピバ!」と言うカンタに、息のあったテンポで「いや、来年の分も先祝うな!」と吠える。それでも笑顔で「いつもありがとうね」というカンタとトミーのやりとりに、あたたかな空気が流れる。
そして、いつも通りの二人に安心したラジオリスナーからは、“トミーがなぜ家から出られなかったか大喜利”も勃発。「トミーさん、僕も今週布団から出られませんでした」「暇だったんですね」など、自虐も含めた“出不精イジリ”をしてくるリスナーに、「いや、暇なわけねーだろ! 今週仕事以外でめっちゃ忙しかったわ!」とツッコんでいた。
人気コーナー『さよならチェーンソーの会』では、今夜も安定のおふざけをかますカンタに「いや鋼のメンタルか」とトミー。「いつもすまんね」と言うカンタに対して、「ほんとやん!」と返して笑い合う。もしかしたら、世の中を駆け巡ったニュースに、今回は放送を聴けなかった人や、逆に逆に今回だけ聴いた人もいたかもしれない。そのなかでも、いつも通りの楽しい掛け合いが行なわれ、YouTubeのファンも、ラジオリスナーもそれをあたたかく見守っていた。