宮迫博之×ヒカル、100万人記念動画「灰色と青」カバーに込められた“再出発の決意”
一度だけのコラボではなく、その後もヒカルによる“大スター宮迫に〇〇奢ってみた”シリーズや、宮迫が手料理を振る舞う料理動画、ゲーム実況など様々な企画で現在までコラボを続けてきた。YouTuberの中でもトークが達者で、同じ関西人でもあるヒカルとのコラボはリスナーからも評判がよく、宮迫が本来持っている魅力を引き出していく。ヒカルのチャンネルは、10分程度の短い動画が多いYouTubeでは珍しく、30分〜40分という、“テレビ尺”に近い動画が主体になっている。長尺でしっかり自分のトークが見せられるのも、宮迫にとってうれしいことではないだろうか。
いつも決して宮迫に手加減しないヒカルではあるが、コラボ時には「自分も炎上しバッシングされた過去があったので、そんな自分だからこそ宮迫さんにぶっ込めることがあるんじゃないか」「バッシング覚悟で戻ってきて挑戦しようとしてるというのが、僕はかっこいいと思う」「宮迫さんの面白い姿や才能を発揮しているところをYouTubeで見たい」とリスペクトを表明しており、深い信頼関係を築いている。そんな二人の関係を踏まえて今回の動画を見ると、より感じるものがあるのではないか。
お互いに灰色の日々を乗り越えたからこそ、見える青空がある。二人のハングリー精神が今後のYouTubeを盛り上げていくことを筆者は期待したい。
■こたにな々
神戸出身・東京在住のフリーライター。音楽やアート、YouTuberのライブレポートやインタビューを執筆。詩人としても活動中。