ローランド、ホストクラブ閉店を決意した“本音”を明かす 「自分としての正義を貫きたかっただけ」
“ホスト界の帝王”と称されるローランドが7月12日、自身の公式YouTubeチャンネルに「【ご報告】ホストクラブ閉店を決意した本音」と題した動画をアップした。
7月9日、東京都では新たに224人の新型コロナウイルス陽性者が確認され、都内で1日に確認される数としては過去最多を記録。この状況を受け、ローランドは同日に従業員に対し、「今日付けで『THE CLUB』自体を閉店することにしました」と伝えた。“ホストは僕にとっての全て”と語るローランドにとって、苦渋の決断だったことだろう。
しかしローランドは経済的に可能な限り、既に契約していた拡大移店先の物件は解約せずに空家賃を払い続けるという。この報告を受け、同店6月売上No.1ホストの俊は「完全に閉店するのなら、お店も拡大移店もなくなるはずなのに、空家賃を払うって何の未来も展望もなかったら選ぶとは思えない」と何かを察した様子。その上で、「社長は有名なだけあって、(営業を続けていたら)叩かれやすいと思うので、社長の判断はもちろん理解できる」とローランドの考えに理解を示していた。しかし従業員の中からは「受け入れられない。不安はあります」「びっくりしました。ローランドさんが社長だから入店した。正直、次もホストというのは考えられない」という本音も飛び出していた。突然の発表だっただけに、戸惑いを隠せない者もいて当然だろう。
その翌日、ローランドに密着して2年半のディレクター・ソン(以下、ソンD)はローランドが宿泊しているというホテルを訪れ、閉店という決断を下した本音に迫った。ここ1ヶ月くらいホテルで生活をしているというローランドだが、「考え事をしたい時はホテルに篭ったりするんですよ。その方が頭がクリアになったりするので。自分の店をどうするとか、今後の方針考えるのに、自分の家よりはこっちの方がいいかなと思って」とその理由を明かした。
閉店した理由については「キャストの安全を守りながら、かつお客様に楽しんでいただくサービスをしっかりできないと思ったんです。コロナの騒動が始まったくらいから考えてはいたけれど、お客様を楽しませるためにはやっぱりマスクはしない方がいいし、フェイスシールドだとかパーテーションがない方がいいと思う。パフォーマンス自体が100%でできなかったというのもあります」とした上で、「夜の業界自体が風当たりも強くて、どこか後ろめたさを感じながら働いている部分もあったのは事実です」と本音を明かした。