Evernote元創業者が開発した、画期的なバーチャルカメラアプリ「Mmhmm」とは?

Evernote創業者が仮想プレゼンアプリ開発

 Evernoteの元創業者であるフィル・リービン氏が、新たに立ち上げたMmhmm社のYouTube公式サイトに、社名と同名のバーチャルカメラアプリ「Mmhmm」をアピールする動画を投稿し、反響を呼んでいる。リービン氏によると、「Mmhmm」はZoomをより使いやすくするために生み出したアプリであるという。

 オンライン会議を実現するZoomは、コロナ禍でテレワークの導入が求められるなか、画期的なプラットフォームとして重宝されている。少し前までビジネスコミュニケーションのスタンダードであったSkypeと比べても、「音が聞こえない」「途中でカメラが映らなくなる」といったトラブルに見舞われることが少ない。その一方で、実用面において多くの課題を抱えているのが現状である。

 そこで開発されたのが、「Mmhmm」である。ちなみに、現在公開されているのは招待制のβ版だ。アプリをインストール後、ZoomやGoogleハングアウトなどの既存のオンライン会議プラットフォームと同期させ、使用できるようになっている。具体的には、バーチャルなカメラで仮想背景を生み出したり、自分を主役としたニュース番組を作ったり、あるいは自分の顔を自由自在に動かしたりすることが可能であるという。

 「Mmhmm」を使用するメリットのひとつに、プレゼン時のユーザーエクスペリエンスの向上がある。オンライン会議プラットフォームと「Mmhmm」を同期させることで、まるでレーザーポインタを持って実際の会議室でプレゼンを進めているかのような雰囲気を醸し出すことができる。ただZoomの画面供給機能を使ってパワーポイントのスライド画面を提示しているだけの時よりも、記憶に残りやすいプレゼンの演出が可能となる。

 説得力のあるプレゼンを行うため、さまざまな事例を出す時にも便利だ。例えば、その事例となり得る画像がスマホ内に収められている時、Zoomの画面に向かってスマホ画面をかざすだけで、スマホ内の画像を相手に見せることができる。

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