Zoomが矢継ぎ早にセキュリティ強化 暗号化技術のKeybase買収で立て直しなるか

Zoomが矢継ぎ早にセキュリティ強化 暗号化技術のKeybase買収で立て直しなるか

 ビデオコミュニケーションアプリ「Zoom」は、エンドツーエンド(以下、E2E)の暗号化技術を専門とするアメリカのスタートアップ企業Keybaseを買収したと発表した。買収金額は明らかにされていない。

有料アカウントにもれなく、E2E暗号化モードを提供

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、ビデオ会議の需要が世界的に急増する中、53万件にもおよぶアカウント情報が、ダークウェブやハッカーフォーラムを通じて、不正に販売されていたことが明らかになったZoom。

 そこで、機能の開発を90日間停止してセキュリティ強化に集中する方針を示し、既にセキュリティやプライバシーに重点を置きアップデートされたアプリZoom 5.0をリリースしているが、今回の買収はそれに続く施策となる。

 ZoomのCEOであるEric S. Yuan氏は、ブログでKeybase買収について詳述している(参考:https://blog.zoom.us/wordpress/2020/05/07/zoom-acquires-keybase-and-announces-goal-of-developing-the-most-broadly-used-enterprise-end-to-end-encryption-offering/)。

 2014年設立のKeybaseは、優秀なエンジニアチームを有し、高度な暗号化とセキュリティの専門知識を活用して、安全なメッセージングとファイル共有サービスを構築。KeybaseのチームをZoomに統合して、ZoomのE2E暗号化を構築する。

 今回の買収は、数億人規模のユーザーに対応できる、真にプライベートなビデオ通信プラットフォームの構築を達成するための重要なステップと位置づけられており、あらゆるユースケースで最大限のプライバシーを提供するとしている。

 Zoomは、近い将来、全ての有料アカウントにE2E暗号化された会議モードを提供するという。

 Keybaseも、同様にZoomによる買収をブログにて報告している(参考:https://keybase.io/blog/keybase-joins-zoom)。Keybaseチームの当面の最優先事項は、Zoomの安全性を更に向上させることだとし、今後、Zoomの傘下に入り、具体的な計画を進めていくという。

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