ジャニーズ&乃木坂46から広瀬すず、中村倫也まで “ステイホーム”期間に癒しをくれた全てのエンターテイナーに感謝を

 緊急事態宣言の解除から1ヶ月経過し、少しずつ日常を取り戻しつつある今。長かったステイホーム期間を振り返ると、役者・アーティスト・アイドル・芸人……すべてのエンターテイナーたちの存在が、大きな心の支えとなっていたことに気づく。

 筆者は自粛生活中、取材案件ではないコラム執筆がメインとなったわけだが、これが想像以上にキツかった。一切外出をせず、子どもたちが大騒ぎする中で執筆するというのは、絞り切ったレモンを「これでもか」と絞り続けるような感覚で、日に日に心の体力が奪われていったのだ。

 そこで改めて感じたのが、心を満たしてくれるエンターテインメントの偉大さである。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、ライブや舞台は軒並み延期や中止に。公演を楽しみにしていたファンはがっくりと肩を落としたが、2020年末で活動休止を発表している嵐をはじめ、その日のために構想を練り、パフォーマンスを作り上げてきたエンターテイナーたちは、ファン以上に悔しい思いをしているに違いない。

 にもかかわらず、彼らが見せたのはファンを少しでも元気づけようとする姿。オリジナル動画を制作したり、SNSを始めたり、インスタライブを配信したり。それぞれの方法で、我々を本当に楽しませてくれた。

 たとえばジャニーズ事務所のタレントたちは「Johnny's World Happy LIVE with YOU」と題したライブを無料配信したのち、“Smile Up ! Project”としてグループや個人で、特技や個性を活かした様々な動画を順次公開した。

Smile Up ! Project ~Wash Your Hands~ 木村拓哉

 木村拓哉の手洗い動画に始まり、堂本光一が『愛のかたまり』ならぬ『家のかたまり』を披露したり、山田涼介がホットケーキを焼いてみたり、増田貴久がソロ曲をアカペラで熱唱したり、関ジャニ∞が「前向き体操」を踊ったり、中島健人がディナーデートに招待してくれたり……。個性豊かな動画と共に、そこに映る彼ら達の“オフ感”も大きな話題を呼んだ。

 “オフ感”といえば、役者によるインスタライブや動画配信もおもしろかった。志尊淳は、見ているこちらが照れてしまうほど彼氏感あふれるインスタライブ“志尊の自粛部屋”を約一週間、毎日配信。中村倫也は「私は中村倫也と同棲しているのかもしれない」と錯覚を起こしてしまうような“中村さんちの自宅から”を所属事務所・トップコートの公式YouTubeチャンネルで連日公開し、ファンを癒やし続けた。

中村さんちの自宅から1

 広瀬すず&アリスのインスタライブでは姉妹ならではのトークを展開し、プライベートの2人の温度感を披露。水川あさみと近藤春菜のインスタライブには窪田正孝が飛び入り参加してファンを驚かせ、石田ゆり子のインスタライブには星野源、斎藤工、吉田羊、板谷由夏らが登場するなど、ふだんは見られない貴重な場面の連発に、得した気分になるほどだった。

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