コロナ禍で苦境のライブハウス、YouTubeに活路はあるか? 四谷アウトブレイクや夕闇に誘いし漆黒の天使達の活動に寄せて
バンドやアイドル、そして近年ではYouTuberだってライブハウスで活動をすることは多い。そんなライブハウスが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を直撃している。
コロナ禍でどこも大変というのはごもっともなのだが、2月に関西のライブハウスにて、「クラスター(集団感染)」が発生したことによって、ワイドショーを中心にある種の「仮想敵」となってしまい、世間からの厳しい視線にさらされてしまったことは否めない。ワイドショーなんて全部なくしてしまって、『キテレツ大百科』とかの再放送にしたほうが、よっぽど有益だと思う。ハッ、いかんいかん、自分が嫌なものを無くすという考えはよくないな。
ライブハウスはバンドを筆頭に音楽活動をする者アーティスト、それを愛するファンにとって大切な場所である。ライブハウスやそこで働くスタッフらのために、クラウドファンディングなど様々な試みも行われている一方、3月の緊急事態宣言以降、全国各地のライブハウスがYouTubeチャンネルをスタートさせていった。
しかし、YouTubeチャンネルで広告収益を得るためには、登録者数や再生回数などの基準が設けられているので、簡単には収益化できない。
そんな中、早朝ライブ、24時間ライブなど、数々の実験的な企画で知られる東京・四谷アウトブレイクの店長・佐藤学氏が、全国のライブハウスの公式チャンネルをまとめたGoogleスプレッドシートを公開していることも話題となった。なお、当の四谷アウトブレイクのYouTubeチャンネルも、精力的に更新されている。
そして、ミュージシャンのYouTubeチャンネルでもライブハウスを応援する動きが見られた。歌い手のS!N(シン)は、愛知県・THE BOTTOM LINEを舞台に、ライブハウスを支える人たちを紹介する動画を公開。
「リアルサウンド テック」読者にはおなじみ、UUUM所属のコミック系ラウドバンド・夕闇に誘いし漆黒の天使達も、神奈川県の提示するガイドラインに則った「【検証】県が決めたガイドラインを遵守してライブをやったらどうなってしまうのか?」を公開。
彼らにとって、「ホーム」であるサンダースネイク厚木で、実際にガイドライン通りのライブを行ったらどうなるかを検証している。