『乃木坂46時間TV』徹底解説 フィンランド民謡や人狼など過去の“名場面”から今回の見所まで
期別冠番組コーナー
前回は乃木坂46の6軍団が、6つの配信事業社でそれぞれ冠番組を独占配信していた。メンバーの卒業と加入により、“軍団”の存在が薄れゆく一方で、色濃くなっているのが各期生の絆だ。
期別に分かれて1つのコーナーを作り上げる今回は、晴れて全員が成人した1期生が、初めてお酒を酌み交わすほろ酔い確実の「9年目の同期会」、”修学旅行の夜”を疑似体験する2期生だけの夜更かしお楽しみ会「生で修学旅行の夜」、”スポーツ女王”を懸けて白熱の闘いを繰り広げる3期生初の「運動能力女王決定戦」、4期生一丸となってリアルな”お菓子の家”作りに挑戦する「みんなでお菓子の家を作ろう」の4本立て。
中でも、大荒れとなりそうなのが1期生の同期会だ。これまで『乃木坂46時間TV』では、乃木坂電視台で1人飲み企画を実施した衛藤美彩が絡み酒をしたり、伊藤万理華が初めてのお酒に挑戦しほろ酔いとなるなど、酒にまつわる“事件”が度々起こっている。最近、料理に余念がない生田は餃子を作ってくると張り切っているが、その腕前はいかに。オンライン飲みが流行っている今、意外にも全員では飲みに行ったことがないという1期生のやりとりにも期待したい。
ABEMAコラボ企画
ABEMA独占放送となる今回は、ABEMAの人気番組とのコラボレーション企画も実施される。3日間にわたり3度放送されるのが、『熱闘!Mリーグ』(テレビ朝日)をオマージュした「熱闘!Nリーグ」で、メンバーたちがオリジナルルールで“麻雀風”の新競技「乃木雀」に挑戦する。冠番組『かなりんのトップ目とれるカナ?』(TBSチャンネル1)を持つ中田花奈が解説を務め、「家族で毎週土日に打つ」と『乃木坂工事中』で明かしていた北野日奈子も参戦。これをきっかけに、乃木坂46で本格的な麻雀ブームが起こるかもしれない。
メンバーのランチタイムに行われる予定の”豪華料理争奪バトル”は、恋愛リアリティーショー『オオカミちゃんは食べられない』とコラボ。視聴者がメンバーの中に混じった「嘘つきオオカミちゃん」を審議し、ABEMAの4択アンケート機能を使ってオオカミちゃんだと思うメンバーに投票で参加できる。
20日の夜には、『声優と夜あそび』(ABEMA)とのコラボが放送。アニメ、声優好きでも知られる松村沙友理、田村真佑をはじめ、乃木坂46メンバーがダミーヘッドマイクを使った“癒しボイス”企画に挑戦。VTR出演として小松未可子、上坂すみれも登場する。
さらに、那須川天心との特別コラボ企画「#46時間後に那須川天心」も決定。那須川指導のもと、メンバーたちがエクササイズに挑戦する企画で、タイムテーブルには記載がないが、そのタイトルからフィナーレ辺りで実施されるだろう。
ほかにも、長らく乃木坂46内でブームが続いている『あつまれ どうぶつの森』の企画「生であつまれ! どうぶつの森」や、4期生から遠藤さくら、賀喜遥香、田村真佑が先輩メンバーらとともに担当する番組MC、フィナーレ特別企画は放送当日の19日に発表となるが、先日17日に配信の「世界中の隣人よ」がなんらかの形で披露されることも考えられる。
「はなれてたって、ぼくらはいっしょ!」をテーマに、メンバーがファンに会えない今だからこそ、放送する意義を持つ今回の『乃木坂46時間TV』。「シンクロニシティ」でも、「世界中の隣人よ」でも歌われている“愛は分かち合える”ということを、乃木坂46が示してくれる放送になるはずだ。
■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter