インスタライブの音源使用、上限が90秒に? 権利トラブル対策の一貫

Instagramの音楽仕様をアップデート

偶発的な著作権侵害防止が分かりやすくなる“通知機能”強化

 『The Verge』は「偶発的な著作権侵害を防ぐために、Instagramで使用不可の音楽が分かりやすくなった」と伝えている(参考:https://www.theverge.com/2020/5/20/21265620/instagram-music-copyright-notification-licensed-update-guidelines)。

 ライブ時に早い段階で通知がポップアップ表示され、配信者はオーディオを削除する時間を確保できるため、ストリーミングの中断や停止を回避できる。Instagramはまた、無許可の音楽の使用によりストリーミングが自動的にミュートまたはブロックされた場合の状況を改善する方法を明示している。

 Instagramを所有するFacebookは、2018年に音楽関連会社と新たな合意に達し、曲のスニペット音源や音楽のオプションを様々なツールに統合する新しい方法を模索している。

 しかし、アップロードされたクリップに含まれているサウンドが原因で削除されるといった課題に、ユーザーは依然として直面していた、と『Social Media Today』は振り返る(参考:https://www.socialmediatoday.com/news/facebook-clarifies-guidelines-around-music-usage-in-video-posts/578357/)。

 新型コロナウイルス(COVID-19)以降の世界では、オンラインコンテンツの需要が大幅に増えている。今回のアップデートで、動画づくりや配信における混乱やストレスが取り除かれることが期待される。

■Nagata Tombo
ライターであると同時にIT、エンタメ、クリエーティヴ系業界にも出入りする。水面下に潜んでいたかと思うと、大空をふわふわと飛びまわり、千里眼で世の中を俯瞰する。

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