はじめしゃちょーの畑からだいちぃが卒業へ 愛さずにはいられないその魅力を振り返る

誕生日にしれっと元カノがいるサプライズ

 畑にとってだいちぃが抜ける影響は大きい。メンバーのメンタル部分はもちろんのこと、彼ははじめしゃちょーも認める「リアクション王」だからだ。26歳の誕生日に仕掛けられた元カノがいるサプライズやノンアルコールドッキリ、さらに本人公認のデブいじりによく出るおならと、だいちぃは畑のムードメーカー的存在だった。

 筆者が特に好きなのは、26歳の誕生日に泥酔しただいちぃが、童謡の「森のくまさん」を畑メンバーと永遠に歌い続ける動画。くだらない日常の一コマだが、「みんなに出会えてよかった」と号泣するだいちぃの姿は、今見返すとまた違った意味を持って聞こえてくる。

 だいちぃの卒業時期は未定。今回の発表を持って、彼自身も転職に動き出すため、その進捗によっても卒業のタイミングは変わってくる。はじめしゃちょーからは、新メンバーというワードも。凸以来、約1年ぶりとなる新メンバーオーディションの開催も視野に入れているということだろう。

 「転職して仕事就いても、遊び来るからな」というだいちぃの一言で一気に場は和んだ。はじめしゃちょーは畑発足に当たり、「よく出てくる人、あまり出ない人といろいろ変わると思う」と発言しており、当初から何らコンセプトが変わっていないこと、改めて畑という形式がグループYouTuberとは一線を画す集団であることを物語っている。決して、悲観的な発表ではなく、だいちぃと畑が前に進むための決断。だいちぃが畑を離れても、それぞれの日常は続いていく。

■渡辺彰浩
1988年生まれ。ライター/編集。2017年1月より、リアルサウンド編集部を経て独立。パンが好き。Twitter

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