『今日好き 青い春編』最終話ーー“彼氏持ち”現役アイドル誕生! “恋の修学旅行”ついに決着

『今日好き 青い春編』最終話レビュー

 

 女子1人が男子1人を呼び出し、ツーショットをする“告白前最後のアピールタイム”。前話に引き続き、まずは里吉峻(しゅん)が、くろがねさら(さら)と鵜川もえか(もえか)それぞれに呼び出された。「初めて意中の人をしゅんに絞った」と宣言したさらと、それを前向きに受け取っていたしゅんは、ニヤニヤを隠せない。

 また、桑山隆太(りゅうた)を呼び出したのは、広瀬りな(りな)と山田なる(なる)。りゅうたの些細な心変わりで、2人の間にはすれ違いが生まれていたが、彼が告白前に“答え”を出さず、りなの想いを真摯に受け止める優しさを示したことで、彼女の瞳にもこれまでとは異なる涙が溢れていた。

 さらに、永江梨乃(りの)が前話での木村伊吹(いぶき)に続いて、佐久間美波(みなみ)ともツーショット。この旅の中盤から、りのに対して積極的にアプローチしてきたみなみだが、ここでも「りのしか見てないから、それだけはわかってほしい」とダメ押しを見せる。だからこそ、りのは最後の一人を決め切れない様子だ。残念ながら、粕谷音(のん)は、前話の時点でみなみを振り向かせられなかったものの、このアピールタイムを通し、女子全員が後悔なく告白の瞬間を迎えることとなった。

 いよいよ、舞台をビーチに移し、運命の告白へ。最初に登場したのは、りゅうた。そして彼の前にはやはり、りなとなるが並んで待っている。りゅうたはりなに、彼女の一途な想いやストレートさに感謝を示し、3日目までひたむきに好意を寄せてくれたのが嬉しかったと話した後、なるにも笑顔を覗かせた。そこから意を決して「俺が自分なりに今日考えてみて、一番告白したいなと思ったのは、なるです」と、自分の胸の内と向き合った結果を出す。

 なるを前に、緊張した様子で時に言葉を詰まらせながらも、「お互いに最初は緊張していたけど、話していくうちにだんだんと素を出せるようになって、すごい居心地がいいなと思えるようになった」と思い起こすりゅうた。そして最後には、「この旅では俺をなるが誘ってくれることが多かったけど、これからは俺が絶対、なるを幸せにします。付き合ってください」と、彼女にすっと手を差し出す。

 その結果は……「お願いします!」。なるは、そっと握手を交わすと、りゅうたに雪崩れるようにハグ。安心しきった表情で「ドキドキしてた?」とほんの数秒前をお互いに笑顔で振り返ると、「仲良くしようね」と手を繋ぎ、ビーチの彼方へと歩いていく。ようやく結ばれた2人にとって、2度目のビーチは昨日よりもキラキラした世界が広がっているに違いない。今回は惜しくも恋が実らなかったりなも、「最後は悔いなく笑顔で追われたので、とても良かったです。いい旅でした」と、すっきりとした様子だったことも付け加えておこう。

 続いて、しゅんの告白を待つのは、さらともえか。さらは当初から積極的にしゅんをツーショットに誘い、もえかも彼女と同じころから、彼を想って素直な気持ちを伝えてきた。しゅんは、そんな2人に「嬉しかった」と語りながら「2人への気持ちを素直に向き合わせた結果、僕は、さらちゃんに告白します」と、その想いを打ち明けた。

 そして、さらだけを前にして、しゅんは「一目見た時から運命的だと思いました。好きです、付き合ってください!」と、シンプルかつまっすぐな言葉で告白。結果は……ここでも「宜しくお願いします」とカップル成立! 直前のアピールタイムでも、しゅんはまだ答えを出せず悩んでいただけに、さらはぴょんぴょんと飛び跳ね、嬉しいキモチを抑え切れない様子。彼女の「え、なんか好きーみたいな」という一言に、「俺も好きーみたいな」としゅんが返すなど、緊張の糸が解けて、2人だけの“ゆるふわ”な空気感をさっそく共有していた。

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