水溜りボンド×北の打ち師達「卒業」インタビュー あのドッキリ動画の裏側で語られた4人の熱い思い

水溜りボンド×北の打ち師達「卒業」対談

「いまの自分を受け入れて、新しいことに挑戦する」(トミー)

ーー卒業式というと、寄せ書きも定番だと思うのですが、印象的だった言葉はありますか?

はるくん:僕、イキってたので、自分から「書いて」って言えなかったんですよ。それで、「書かせて」って言われるのを待っていたら、結果、アルバムの最後のページが寂しくて(笑)。振り返ると悲しいですね。

ふぇると:僕は「また一緒にオタ芸やろう!」みたいなことを書きましたけどね。

はるくん:そうそう。本当に近い友達だけ書いてくれました。

カンタ:ひとつ覚えているのは、理科の先生が「君は思っているより面白い」って書いてくれたことですね。記憶に残っているエピソードがあるわけじゃないんですけど、どこかを評価してくれていたみたいで。


ーー少し抽象的な質問になりますが、卒業式を色で例えるとしたら?

トミー:イメージで言うと、白とかですかね。

ふぇると:一般的にピンク、桜色っていうイメージもあると思うんですけど、北海道では卒業の時期に桜が咲いていないから、僕らはそういう感覚がないんですよね。なんなら雪が降っているし。

はるくん:確かに、雪のイメージ強いね。

ふぇると:希望の光、みたいな意味で黄色かな。

カンタ:それで言うと、虹色かな。みんなそれぞれの道に進んでいくというか。架け橋になるぜ、というか。

ーー当時の自分に声をかけられるとしたら、どんな言葉になりますか?

ふぇると:リアルな話、「いますぐにYouTubeやれ」って言いますね。僕らは大学2年生くらいのときに本格的に始めて、それでも遅いと思ったんですよ。

はるくん:僕はめちゃくちゃ調子に乗っていたと思うので、「ちゃんとしろよ!」って言いたいですね。あとは「ちゃんと寄せ書きをお願いしろよ」と(笑)。変にカッコつけてるのって、いま思うとダサいなって。

トミー:いまの自分って、奇跡的に、めっちゃ細い道を通ってきた上であると思っていて。僕は今の環境がめちゃめちゃ幸せだと思っているし、1ミリでも過去が違っていたらこうはなっていないから、僕は自分にかける言葉はないですね。一つも変わらない方がいいです。

カンタ:僕も意外とそんな感じで、昔の自分がやってたことっておもろいなって、あとあと気づいたりもしていて。ただ、親にはもっと感謝すべきだったと思いますね。いま思うと、子供を育てるって、本当にすごいことだなと思うので。

トミー:それは本当にそうだね。


ーー残念ながら、卒業式ができなかった方も含めて、この4月に新しい道に一歩を踏み出した人たちに、メッセージをお願いします。

ふぇると:卒業=ゴールではなくて、例えば高校の卒業だと、いよいよ大人としてスタートすることになると思うんです。自分にも言えることですけど、周りへの感謝を忘れずに、前向きに進んでいってほしいなと思います。

はるくん:高校を卒業したら、敷かれたレールはなくなって、自分で選択しなければいけなくなると思います。選択肢が広がる反面、何もしないこともできてしまうようになるので、なんでもチャレンジしたらいいんじゃないかなって。僕自身も、選ぶものが狭くなっている気がするので、あらためて常に挑戦する気持ちを持っていたいなと思います。

トミー:卒業式があった人もなかった人もいるでしょうし、学生じゃなくても、いろんな卒業があると思います。新しいことを始めるときって、コンプレックスが顕著に出るタイミングでもあると思うし、そのときの自分が好きな人もいれば、自分が嫌いになることもあると思うんです。でも、いま僕が思うのは、「点」で見たら嫌いな自分も、「線」で見れば、そのときの自分があったからいまがあると思えるし、もっと自分のことを大切にしていいんじゃないかなって。その時々の自分を大切にして、過去の自分を未来に生かしてあげられるように考え続けることが、成功につながると思うし、モチベーションを保てる生き方になると思うんです。いまの自分をちゃんと受け入れて、新しいことに挑戦してもらいたいですね。あらためて、卒業おめでとうございます!

カンタ:卒業式ができなくて、テンションが下がってしまった人がたくさんいると思います。僕も部活で怪我をしたり、辛い思い出もたくさんありますけど、振り返るとそこには仲間たちがいて、乗り越えてきたことが自分の財産になっていて。いま辛い人もいると思いますけど、こういう辛い時期を乗り越えることで、かえっていい財産になるんじゃないかなって。人間関係はすごく大事だと思うので、仲間は大切にしてください。

ーー最後に一つだけ、卒業を一言で表すと、どんな言葉になるでしょうか。

トミー:めっちゃ難しいですね。カンタ、最後ビシッと締めて。

カンタ:……「深化(しんか)」かな。人としてもっと深まっていくタイミングにしたいというか。

一同:おおー!

トミー:「進化」とダブルミーニングでね。

ふぇると:「真価」もあるし。

はるくん:ずっと考えてきたんですか?

トミー:だとしたら、めちゃくちゃイタイけどね(笑)。

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