新型コロナの感染拡大で、アメリカ人のネットの使い方はどう変わった?

新型コロナで、アメリカ人の“ネット利用”に変化

テレワークとオンラインスクールはZoomで

 屋内待避命令が出て、通勤通学ができなくなると、一気にZoomが注目されました。その2月29日からの伸び率は他の追従を許さないほど。Google Classroom(5Mくらい)が2番手で健闘していますが、6Mをはるかに超えるZoomにはかないません。

 急激に利用者が増えたZoomですが、その後、複数の脆弱性が見つかり、セキュリティの懸念が報じられました。また、Zoom Bombと呼ばれる嫌がらせが多数報告されるように。中には、子供たちがオンライン授業を受けていると急にポルノが流されるという悪質な悪戯もあったそうです。Zoom側が対処に追われる一方、Zoom使用禁止の動きもあります。米国の学校でZoomによるオンライン授業を禁止したり、台湾政府がZoomを全面禁止にしたり、ドイツ外務省やGoogleが使用を禁止すると報じられました。

 日本では大々的にオンライン授業を行なっていない上に、Zoomが爆発的にヒットする前にZoomの脆弱性が叫ばれていたので、極端に右肩上がりの曲線を描いていないかもしれません。ただ、情報入手先を選定したり、スマホよりも大画面に移行気味というのは、アメリカ同様日本でも見られるかもしれませんね。

 ちなみに、筆者は大画面は大画面でも、プロジェクター派。映画が見られないストレスは、プロジェクターを使っておうちシアターを楽しむことで解消していますよ。

(画像=Pexelsより)

■中川真知子
ライター。1981年生まれ。サンタモニカカレッジ映画学部卒業。好きなジャンルはホラー映画。尊敬する人はアーノルド・シュワルツェネッガー。GIZMODO JAPANで主に映画インタビューを担当。Twitter

〈Source〉
https://www.theverge.com/2020/4/7/21211960/coronavirus-covid19-pandemic-apps-facebook-netflix-zoom-new-york-times 

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