水溜りボンドの『ANN0』本日2回目の放送 バズを起こした第1回をおさらい
2020年4月より『オールナイトニッポン0(ZERO)』(ニッポン放送)の木曜パーソナリティーを務める、人気YouTuberコンビ・水溜りボンド。その初回放送が4月2日に行われた。YouTuberがANNの帯レギュラーに抜擢されることは初となり、その記念すべき第1回目に注目が集まった。今夜放送される第2回放送に合わせて、初回放送のハイライトをご紹介したいと思う。
満を持してのレギュラー化
水溜りボンドは昨年7月13日にANN0にて一夜限りのパーソナリィーとして大抜擢。放送内では二人の十八番企画である“ドッキリ”を相方に仕掛けるなど、動画投稿と連動した内容が好評を得て、今年1月1日の年明け一発目のANN0に起用。日本各地でトークライブを行ってきた二人の確かなトーク力にYouTubeの視聴者だけではなく、ラジオリスナーも安心する形で、その2回の放送を経ての、満を持してのレギュラー放送となる。
岡村隆史・KingGnu井口理から繋がれるバトン
水溜りボンドの初回放送前には、ANN第一部を長年務めるあのナインティナイン岡村隆史の番組内に二人が登場し、ラジオブース内での初対面となった。YouTuber=“おでんをツンツンする人”や“タバコのポイ捨てを注意しては殴られる人”という偏った印象を持っていた岡村の二人への第一声は「こわい!!」。水溜りボンドを“チェンソーを振り回しながら、ボンドで切って貼っては、またチェンソーを振り回す人達”という、どこから出てきたか分からない恐ろしい印象により、度々スタッフによって入れられるチェンソーのSEと、それに負けじと腰を低くする水溜りボンドの二人。最後には「思ってるより良い人そう」との印象を語り、二人の動画を見てYouTubeを勉強することを約束! 長年テレビの第一線で活躍してきた岡村と、現在YouTubeの第一線で活躍する二人が距離を縮める記念すべき瞬間となった。
そして、前年度1年間ANN0のパーソナリティーを務めた、大人気バンド・KingGnuの井口理からはTwitterで二人にエールが送られた。それに応える形で、水溜りボンドの初回放送1曲目には同バンドの「飛行艇」をセレクト。“井口ロス”に悲しむラジオリスナーに、二人の誠実さややる気が伝わる形となり、バトンが繋がった。
日が沈むように。そしておれのラジオは終わり、今夜から #水溜りボンドANN0 が始まります。みなさんよろしく!! https://t.co/yubMCQ0Hm4
— 井口理 (@Satoru_191) April 2, 2020
「誰なんだ君は!?」
現在427万人のYouTubeチャンネル登録者数を誇る水溜りボンド。しかし、ラジオ業界やお茶の間にはまだ“ユーチューバー”である自分たちは知られていない存在として、謙虚に自己紹介からスタートした。“普通より襟足の長い大男である外国人ではない日本人トミー”と、“つむじが5個あって・マレーシアで生まれ育った・マイケルというミドルネームを持つ日本人小男カンタ”という、クセは強いが真実でしか構成されていない自己紹介の後、自分たちの思いをきちんと語りはじめる。
ラジオが好きでずっとやりたいという話をしていた中でのレギュラー抜擢は夢のようで、「自分たちはTVやラジオなどには呼ばれたり、出て行ったりすることはないんだろうなと思っていたので、自分たちで表現する場を作ろうとYouTubeを始めた」とトミー。カンタは岡村さんがANN(当初はANN0)を始めたのがまさに自分の生まれた年1994年の、生まれた日である4月4日であるとし、自分たちがここに座るまでの25年間一つの看板ラジオを守り抜いてきたことや、それを支えてきた多くのラジオリスナーたちに敬意を表しながら、このラジオを聴いてくれるリスナーと「関係値をきちんと築いていきたい」と語った。
トレンド1位、サカナクション山口一郎も反応
放送開始直後より、早くもTwitterで番組のハッシュタグ「#水溜りボンドANN0」が日本のトレンド1位を記録。放送に対しての視聴者数や注目の高さを示した。そして、記念すべき初回放送のタイトルコールには、サカナクションの楽曲『モス』をチョイスしたことで、すぐさま、サカナクション山口一郎本人がTwitterで反応するという一幕も。山口は「ゲストに呼んでー。笑」とのことで、大の音楽好きかつ、もちろんサカナクションのファンでもあるカンタは大興奮。後のコラボが期待される嬉しい事態となった。
サカナクション使ってくれたんですね!ゲストに呼んでー。笑
— 山口 一郎 (@SAKANAICHIRO) April 2, 2020