『恋ステ』新シーズン「2020春」、“全く新しい面白さ“とは? 夏・秋・冬シリーズと比較

 AbemaTVが手掛けるオリジナル恋愛リアリティーショー『恋する♥週末ホームステイ』(以下、『恋ステ』)。本来は出会うはずのなかった遠く離れた場所に住む高校生たちが、全国各地に週末だけステイし、この“特別な数日間の旅”を通して、恋が生まれるのかを検証するシリーズだ。同シリーズは、今年3月よりオンエア中の『2020春』クールで通算12作目を迎え、10代女子を中心に高い人気を博している。

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 そんな『恋ステ』最新作は、“全く新しい恋ステ”として番組ルールを大幅リニューアル。オンエア初回より「そんなに序盤から積極的に攻めるの?」「みんなが集まってる場面で“ツーショット”誘うのスゴいわ……」といったように、気になる相手に思い切りよくアプローチするメンバーの姿に、ビックリしてしまったほどだ。それもそのはず、今年春からの『恋ステ』は、もはや番組の象徴ともいえる“3週間”という旅の期間さえ変更になったのである。そこで本稿では、『2019・夏「秘密」』シリーズからの番組ルールを振り返りながら、今回の“全く新しい恋ステ”が生み出す面白さを紐解いてみたい。

 まずは、意外にも“原点回帰”をテーマに掲げていた『2019・夏「秘密」』。同クールでは、シリーズを通して、各地方の男子と女子がそれぞれの地元を旅して、徐々に想いを寄せ合っていく様子が描かれていた。そこで新しく加わった要素は「秘密の恋レター」くらいだろうか。これは、他の同性のメンバーには内緒で、気になる相手にその想いを綴ったメッセージを渡すというもの。オンエアでは、手紙を渡す相手が他の子と重なった際に「書いてある内容を比べられたらどうしよう……」と涙をこぼすメンバーも見られた。

 また、番組ルール外の話になるが、同クールまでは1話に2本、複数地方のエピソードを跨ってオンエア。「九州男子×東京女子」編と「大阪男子×名古屋女子」編の2つが並行して展開され、“1度で2度楽しい”構成となっていたことも記しておきたい。

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