嵐が“5人”であることの重要性 『ARASHI's Diary -Voyage-』から見える“嵐イズム”とは?

 嵐の活動休止までを映し出す、Netflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ『ARASHI's Diary -Voyage-』の第3話と第4話が2月29日に配信された。

 『でも 僕らは』と題した第3話は、活動休止という大きな決断をメンバーと数える人数のスタッフしか知らない中で、史上最多となる全50公演の『ARASHI Anniversary Tour 5×20』の準備が進んでいく様子が映し出される。

 松本潤は泊まり込みも辞さない姿勢で演出の打ち合わせに心血を注ぎ、その期待に応えるべくメンバーもそれぞれの役割を全うするために汗を流す。大野智のダンスには鬼気迫るものがあり、櫻井翔のピアノを弾く手にはいくつもの湿布が貼られていた。リハーサル中に流れる「5×20」を噛みしめるように聴く相葉雅紀の表情が印象的だ。

 そんな中でも、嵐らしい和やかな雰囲気は、変わらず。二宮和也と櫻井が、「まっさんはすごいよ」「松潤すごい」と、松本がステージに立たずに位置を把握していること、そしてメンバーの立ち位置まで覚えていることを褒める。きっとこんなふうにして、20年という月日を歩んできたのだろう。

 自分たちができることに全力で取り組み、お互いのすごいところを認め合い……それは二宮が言うように、軽々しくまとめられる思いではないというのが、このドキュメンタリーを通じて伝わってくる。

 「みんな言ったもんね。誰かちょっと一人がいなくなって、4人でやるのは絶対イヤだっつって」と、この決断に至るまでの話し合いを振り返った相葉。「だったら、ちょっと、いったん休憩にしようよっていうのは……みんながメンバーを思ってるグループにいられるっていうのは、本当に幸せなことだなと思って」。

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