被災地支援に新型コロナ対策……YouTuberが果たそうとしている“社会的役割”

　ちなみに、自作マスクの作り方については、人気YouTuber・カズの動画「【マスク不足】材料費50円！最強布マスクの作り方！」をはじめ、様々なクリエイターが紹介しているので、マスクが買えずに悩んでいる方は参考にしてみると良いかも知れない。

　さらに3月6日には、ヒカキンが「【拡散希望】マスク詐欺が許せない。その手口と被害防止について【家族を守ろう】【注意喚起】」という動画を公開。普段は温厚で、子どものファンも多いため乱暴な言葉を一切使わないヒカキンだが、今回ばかりは「マスク詐欺とかウイルス詐欺とかしてるやつ。この世から消え失せろよ！」と激怒。マスク無料配布を謳うフィッシング詐欺、厚生労働省を装った詐欺、「国立感染症予防センター」という架空の組織を名乗った詐欺など、具体的な手口を事細かに説明した上で、「皆さんの家族にもこういうことがあるからと言ってほしい」と警鐘を鳴らした。

　今は、テレビよりもYouTubeを見るという若者も多い時代だ。そんな中で、若者に影響力のあるYouTuberが災害被災地への支援を呼びかけ、不確かな情報の精査を行ない、悪質な詐欺に警鐘を鳴らす意義は決して小さくないだろう。