『逃走中』出演のヒカキン、なぜ特番への起用相次ぐ? 日々の「社会貢献活動」から読み解く
人気YouTuberのヒカキンが本日1月5日、19時より放送されるバラエティ特番『逃走中~VS新型ハンター~』(フジテレビ系)に出演する。ラグビー日本代表として日本中を熱狂させた福岡堅樹選手、プロフィギュアスケーターの安藤美姫など、一流のアスリートも参戦する今回、同番組でおなじみになっているヒカキンがどんな活躍をするか、注目が集まるところだ。
ヒカキンは元旦放送の『お正月だよ!笑点大喜利まつり~木久扇 笑点50年記念3時間SP』(日本テレビ系)に出演し、林家木久扇にYouTuberとしての心得を伝授したことも大きな話題になった。新年から特番に引っ張りだこで、すでに国民的タレントになった感もある。それは、ヒカキンが子供から大人まで幅広い層に人気を博し、クリーンでハッピーな存在感を持っているからだろう。
そうしたヒカキンのイメージには、日々のYouTube上に投稿される楽しい動画とともに、自身の影響力や社会的責任を自覚し、社会貢献活動を積極的に行ってきたことも大きく影響していると思われる。ここではあらためて、2019年にヒカキンが行なってきた主な活動を振り返りたい。
東日本大震災から8年が経った3月11日は、ツイッター上でYahoo! JAPANの復興支援企画「いま、わたしができること。」を大きく告知。被災地が完全に復興を果たすまで、継続的な支援が求められており、こうした企画は広く拡散されること自体に大きな意味がある。そのなかで、インターネット上で強い拡散力を持つヒカキンが「2019年3月11日にヤフーで『3.11』と検索するとヤフーから10円が復興支援のために寄付されます。締め切りは23時59分まで。東日本大震災から8年。今年も検索しましょう!」と呼びかけたことはニュースにもなり、多くのファンからツイートへのお礼と、検索の報告が届いていた。
また8月2日には、「難病の子供たちに3000個ぬいぐるみを送ります!【ヒカキンTV】」と題した動画を公開。「今年の4月で30歳という節目を迎え、何か自分にできることはないかと考えた時に、ハチキン君ぬいぐるみをできるだけたくさん作って、難病の子たちにプレゼントしたら少しでも元気になってもらえるんじゃないか」と考え、ファンにはおなじみの「ハチキン君」のぬいぐるみを3000個、プレゼントすることにしたと明かした。部屋一面に並べたぬいぐるみに「元気のパワー」を注入すべく、バタバテになるまでダイブを続ける姿を見せ、動画としても楽しいものになっている。
また、台風19号が猛威を振るった10月には、「【拡散希望】台風19号の被災地にヒカキンと一緒に募金しませんか?【復興支援】」として、動画で募金を呼びかけた。「自分にもいますぐ何かできることはないかと考えたときに、いまの僕が世の中のために一番力になれることは、僕の動画やSNSの拡散力を使って、被害の現状を知っていただくことや、簡単に募金ができるネット募金の方法を拡散することだと思った」と語り、募金の方法や寄付金の使い方までを詳しく解説。最後には、Yahoo!基金「令和元年台風19号緊急災害支援募金」のクレジットカードによる寄付の上限額が100万円であることを確認し、何事もなかったようにそのまま100万円を寄付して、「僕ひとりの100万円よりも、いま見てくださっているみなさんの100円のほうがすごい力を持っています。もしいま見てくださっている100万人の方がひとり100円ずつ募金したら、それで1億円になります。こういうときこそ、みんなで助け合いましょう! 被災地の少しでも早い復興を祈っています」と締めくくった。