『ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-』は、ゲームフリークの期待に応えられるか?
開発を担当したのはTeam Ladybug。2019年、制作した東方ProjectモチーフのPCゲーム『touhou luna nights(東方ルナナイツ)』が、中国のゲームイベント・indiePlayにて最優秀賞を受賞した気鋭のクリエイター集団だ。本作では、1モーションあたり36カットで描き起こされたドットアニメーションなど、グラフィックにも力が入れられている。昔懐かしい横スクロールアクションの雰囲気を持ちながら、原作の雰囲気を壊さない美しいグラフィックは、さすがTeam Ladybugといったものになりそうだ。
“「ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-」イントロダクション
目が覚めると見知らぬ場所に居たディードリット。探索を進めると「ギム」たちかつての仲間たちと出会う。
いったいこの場所はどこなのか。精霊「シルフ」や「サラマンダー」たちの力を借りながら、ディードリットは答えを求め、この世界をさまようのであった―――。”
こうした横スクロール型の2Dアクションゲームは、“メトロイドヴァニア”と呼ばれている。ジャンルを代表するタイトルである『メトロイド』と『キャッスルヴァニア』から名付けられた別名だ。発表時にはキャッスルヴァニア(悪魔城ドラキュラ)シリーズ『月下の夜想曲』と酷似しているという指摘も多かった本作。過去の名作の良い部分を踏襲した作品となるのか、はたまた、ただ模倣しただけの作品となるのか。ひとりのゲームフリークとして半月後のリリースを心待ちにしている。
■結木千尋
ユウキチヒロ。多趣味なフリーライター。
執筆領域は音楽、ゲーム、グルメ、テクノロジーなど。カルチャー系を中心に幅広いジャンルで執筆をおこなう。
人当たりのいい人見知りだが、絶対に信じてもらえないタイプ。Twitter:@yuuki_chihiro
■ゲーム情報
『ロードス島戦記 -ディードリット・イン・ワンダーラビリンス-』アーリーアクセス版
プラットフォーム:PC(Steam)
発売日:2020年3月13日
価格:1,320円(税込)
※アーリーアクセス版では全6ステージのうち、1ステージがプレイ可能
Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/1203630/_/