“コアひな”カップルに暗雲立ち込める? 恋愛模様が複雑化した『月とオオカミちゃんには騙されない』第7話

『月とオオカミちゃん』第7話レビュー

 まず、第6話のおさらい。コア(Novel Core)とヒナ(Hina)、とおる(堀江亨)とナナ(加藤ナナ)、りょうすけ(曽田陵介)とりこ(莉子)の3組のカップルが生まれたものの、他のメンバーも指をくわえて見守ってはいない。

 それぞれの想いを抱えてしょうたろう(岡田翔大郎)、ルーク(岸本ルーク)、あずさ(大原梓)、りおん(岡本莉音)、ななか(松川菜々花)が動き出し、りおんがコアに好意を打ち明けたり、ナナが出演する『TGC しずおか 2020』にあずさととおるが行くことになったりと、波乱の予感がちりばめられていた。

 そして今回の第7話。キーワードは、大きく分けて3つ。(1)「とおるを諦められないあずさ」(2)「コアとヒナに割って入るりおんとしょうたろう」(3)「脱落発表直前の不安」だ。

 まずは、(1)から見ていこう。前回、『TGC』の本番の参考にするため、『TGC しずおか 2020』に行くことを決めたあずさ。フラれてしまったとおると行くことの気まずさに悩み、しかもとおるとくっついたナナが出演するということで、どう考えてもつらい展開になりそうだったが……。

 そんな観る側の不安をよそに、会場で落ち合ったあずさととおるは良い雰囲気。『TGC』の雰囲気に盛り上がり、“先輩”のきいたや伊藤桃々がランウェイを歩く姿を見て大興奮! 「早く歩きたい」と憧れのまなざしを注ぎつつ、「11人がいいね」「10人で歩くのはつらい」と脱落発表への不安を共有していた。あずさが心配していたような気まずさはなさそうだが……そううまく事は運ばない。

 スタッフとの打ち合わせが入り、あずさととおるは別行動に。撮影係を任されたとおるは、ナナがステージに登場すると小走りで動画撮影の“ベスポジ”に移動し、笑顔でナナに向かって手を振り、「ヤバいでしょ絶対……」と好き好きオーラ全開。ステージを終えたナナと合流すると「めっちゃきれいだった。いつもと全然違った」と絶賛し、ナナが照れるのもかまわずじっと見つめて「早くテニス見せたいなと思った」と続ける。本気で好きなことがしっかりと伝わってくるこの現状、あずさが入る隙はなさそうだ……。

 対するナナも、手をつないで「へらへらしちゃいますね」と笑顔。「ナナから手をつないでくれたのは初めて。うれしい」ととおるも幸せそう……。2人は、あずさが一人でステージを見つめていたことを知らない。そしてあずさもまた、とおるとナナのラブラブっぷりを見ていない。

 帰り道、とおると2人きりになったあずさは「とおるくんはさ、中間告白のときはナナちゃんやったやん。応援したい気持ちもあるけど、正直まだあきらめられてないところもあって……」と素直な気持ちを伝える。すると、とおるは「今気になってるのはナナ。オオカミっぽくても、好きになった人のところに行こうと思ってる」とバッサリ。ナナへの変わらない愛情を見せつけられたあずさは、必死に泣くのを我慢しながら「それ聞けてすっきりした。応援する」と強がるのだった……。

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