3組のカップル成立も、11人の恋は予想外の展開に!? 『月とオオカミちゃんには騙されない』第6話

『月とオオカミちゃん』第6話レビュー

 大波乱の連続だった第5話の興奮が覚めやらない中、第6話が始まった。今回の見どころはやはり、“その後”の関係性の変化だ。コア(Novel Core)とヒナ(Hina)、とおる(堀江亨)とナナ(加藤ナナ)、りょうすけ(曽田陵介)とりこ(莉子)の3組のカップルが生まれた中で、恋に敗れたしょうたろう(岡田翔大郎)、ルーク(岸本ルーク)、あずさ(大原梓)、りおん(岡本莉音)、ななか(松川菜々花)の5人はどう動くのか……。

 『オオカミ』シリーズの面白さは、うまくいってそれで終わりではないところ。つまり、カップルが成立したとしても卒業はできないのだ。まだ彼らの物語は半分しか終わっておらず、恋愛レースは続行中。“オオカミちゃん”が誰なのかもまだ謎のまま。当然、このまま終わるはずがない……。

 そんな視聴者の不安をよそに、第6話はヒナとコアが談笑しながら共同作業にいそしむ姿から始まる。ヒナの思いついた奇抜なデザイン案を優しく受け入れるコア。ヒナが「売れ残ったら買い取りだよ」といたずらっぽく話しかけると、コアは「着るよ着るよ」と微笑んだ。多くの試練を乗り越えて結ばれただけに、なかなか他のメンバーが入り込みづらい“2人だけの世界”が形成されている。

 一方、ななかとルークは「恋の方はどう?」(ななか)「雨のち曇りって感じ」(ルーク)とダウナーな雰囲気。それでもななかは「でも伝えられたからすっきりしてる」とりょうすけへの未練を断ち切ろうとしているようだ。そして、ななかはその言葉通りに行動を開始。しょうたろうを誘い、「ずっと言ってなかったんだけど、最初りょうすけくんとしょうたろうくんで迷ってた」と告白! 「すごくしゃべりやすくて。でも邪魔しちゃいけないって遠慮しちゃって……」と語るななかに、しょうたろうは「オレ、鈍感すぎだな……」と照れ笑い。引っ込み思案な性格を乗り越えて攻めたななかが「緊張してて手汗がヤバい。(しょうたろうと)話してるから……」と素に返る微笑ましいひとコマも。ななかとしょうたろうの関係に進展があるのだろうか? 気になるところだ。

 とおるにフラれてしまったりおんも、「難しい。いろんなこと考えちゃう。やっぱとおるくんカッコいいよね。でもそこは諦めるって決めたから……」と吹っ切ろうとしている様子だった。だが、彼女が次にとった行動はあまりにも衝撃的! なんと、コアのところに向かったのだ。「(とおるが)恋愛としては違うって言ってくれたから、気持ちをリセットしてる段階」と語るりおんに、コアは「ゆっくり時間かけながらしゃべったりとかしたらいいと思う」とアドバイスを送る。するとりおんは「だから話しかけてる」とコアを見つめて……。

 最初は「?」マークだったが、りおんのアプローチに気づいたコアは「え……あ、そういうことか」と絶句。まさかりおん→コアルートが生まれるとは! りおんは「正直に言うと、ひなちゃんへの想いが強いのが伝わってくるから、今話しかけに行くのは違うかなって思ってるんだけど……」と遠慮がちにアピール。コアも、言葉を選びながら「今までだったら、自分に好意を持ってくれる人がいてもシャットアウトしてたと思う。今は割と向き合える。ちゃんと伝えてくれたから」と男気を見せた。

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