『ドラ恋~Bang Ban Love~』第1話ーードラマの設定と現実がリンクし、早くも恋愛模様が動き出す
対して、最年長のチワは、澤田先生から「『自信がおありなのかな?』って思ったんですが、単調なんですよね。ずっと同じで、感情が見えない。そんなに格好つけてやらなくてもいいのになという印象です」と痛烈な評価を受けていた。デート時に、わかなが「もっと根っこの部分は人間臭い気がする」と推測すると、チワは「人間っぽくないと言われるのが悩み。もっとさらけ出せば良いのにって言われる」と答えていたが、そのキャラクターが芝居にも影響しているようだ。
たすくは、澤田先生から「どうやって芝居を作っていくか迷っているように見える。自分はどういうつもりの設定なのか、一個ずつ考えて埋めていくしかないと思う」と指摘されていた。これに対して、彼は自身の過去を振り返り、「協調性ゼロだし、根本として演技は向いていない。そういう人間性を変えていかないといけないのかもしれない」と反省。早くも自分自身と向き合う機会を得たようだ。スタジオからも「たすくは進化しそう」という声が上がっていた。
主役の二人による本番の撮影時、彼らはどのペアよりも確実に強い“絆”が生まれていることをまざまざと見せつける。キスシーン前に、はづきが「せっかく一緒のペアになったからこそ、組めて良かったと思ってもらえるように頑張る」と意気込むと、ほくとは「はづきちゃんの良いところが出せるように頑張ろう」と微笑む。お互いの持ち味を生かし合えていた二人の芝居は圧巻だった。
「稽古が始まってからは、ほくとくんのことしか考えてなかった」と明かすはづきは、完全に恋愛モード。だが、最年少ながら冷静な彼女は「(ほくとくんは私を)恵子として見ていて、それ以上でもそれ以下でもないって思ってそう」とも分析していた。自分が妹キャラ認定されているのではないかと不安を抱いているようだ。一方でほくとは、本番までは照れ隠しもあってか、はづきに対して「ほんと妹感がすごい」としか言っていなかったが、ドラマ撮影後には「これからもはづきちゃんと一緒に演技をしたい」と言い、彼女を意識し始めた気配も。意図せず二人の関係も台本の設定通りになっており、今後ドラマもリアルもがどう展開していくのか気になるところ。早速新メンバーが登場する次週も目が離せない。
■楳田 佳香
元出版社勤務。現在都内OL時々ライター業。三度の飯より映画・ドラマが好きで2019年の劇場鑑賞映画本数は約80本。Twitter
■番組情報
『恋愛ドラマな恋がしたい~Bang Ban Love~』
毎週土曜よる11時よりAbemaTVにて放送
放送チャンネル:AbemaSPECIAL
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