Netflixのジブリ映画世界配信、海外での反応は? 日本&カナダは除外もアメリカは別サービスで配信

 動画ストリーミング大手Netflixは1月19日、日本、アメリカ、カナダを除く世界中で、スタジオジブリ作品を配信することを発表した。今回の契約は、スタジオジブリ、Netflix、そして映画販売会社ワイルドバンチインターナショナル(フランス・パリ)の協力により実現したものだ。

 Netflixの英国向けYouTubeチャンネルや、ニュージーランド向けTwitterアカウントが、このニュースを伝えている。

 『Netflix』は今回の取引について「Netflixがスタジオジブリの傑作21作品を世界中でリリース」というタイトルの声明でプレスリリースを発表している(参考:https://media.netflix.com/en/press-releases/netflix-releases-21-studio-ghibli-masterpieces-around-the-world)。

 今回は、2002年のアカデミー長編アニメ映画賞受賞『千と千尋の神隠し』などジブリ21作品を字幕28言語、吹き替え20言語でアジア太平洋、ヨーロッパ、中東、アフリカ、ラテンアメリカに配信。2020年2月1日に『となりのトトロ』、2020年3月1日に『風の谷のナウシカ』、2020年4月1日に『ハウルの動く城』など、3回に分けてリリースする予定だ。

 スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「今の時代、映画をオーディエンスに届ける様々な素晴らしい手段がある。この体験を通じて、世界中の人々がスタジオジブリの世界を発見することを願っている」とコメントしている。

日・加・米は除外も、アメリカには“救済措置”

 『Polygon』は「Netflixは、世界中の1億5000万人を超える加入者を抱え、新世代のジブリファンを開拓するパートナーになったことは明らかだ」と報じている(参考:https://www.polygon.com/2020/1/20/21073755/netflix-studio-ghibli-miyazaki-movies-streaming-europe-latin-america-asia-2020)。

 一方、『CNN』は「スタジオジブリの映画がNetflixに登場も、北米や日本はなし」というヘッドラインで配信地域について言及(参考:https://edition.cnn.com/2020/01/20/business/studio-ghibli-netflix-trnd/index.html)。

 同記事によると、Netflixのオリジナルアニメーションのディレクター、アラム・ヤコビアン氏は「この権利取得は、当社プラットフォームとラテンアメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジアのユーザーにとってドリーム・カム・トゥルー(夢がかなった)」と語っている。

 しかし、アメリカのファンは、まだがっかりする必要はない。これら21作品は、競合するストリーミングサービスHBO Maxが配信するからだ。『Cnet』は「HBOが、2019年に米国でジブリ映画を配信する権利を取得した。同じ21作品が5月にHBO Maxでリリースされる」と、その背景について説明している(参考:https://www.cnet.com/news/netflix-to-stream-studio-ghibli-films-but-with-one-catch/)。

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