『PUBG Lite』は他の無料バトロワに勝てるか? “軽量化版”のメリットを探る

『PUBG Lite』は他のバトロワに勝てる?

容量も大幅ダウン

 『PUBG』と比べると、『PUBG Lite』は必要な保存容量も大幅に削減されている。『PUBG』が約30GBなのに比べ、『PUBG Lite』は約4GBと必要な保存容量が26GBも減っている。ノートパソコンでも動くと公式が謳っているだけあり、ストレージが比較的小さめのPCにも優しいデータ量だ。

 インストール時のダウンロードでもかなり早くできるので、固定回線の代わりにモバイルルーターを使っている人にとっても嬉しいだろう。

『PUBG』モバイル寄りのカジュアルさ

 『PUBG Lite』はデイリーログインイベントやポップなスキンなど、『PUBGモバイル』のようなカジュアルさも兼ね備えているうえ、人数が足りない時には、CPUが操作するBOTが参戦することも確認されている。

 『PUBG』ではプレイヤー以外とマッチすることは100%ないが、『PUBG Lite』では『PUBGモバイル』同様にBOTとマッチすることもあるというのは頭に入れておこう。

 『PUBGモバイル』と同じく、アカウント作成直後の状態では敵のほとんどがBOTになり、プレイヤーはそのマッチに数人いるかいないか程度の状態でプレイすることとなる。すでにPUBGやPUBGモバイルをプレイしている人ならかなり楽にドン勝できると思うが、初戦でドン勝できたからといって、油断はしないほうがいいだろう。

画面に表示される情報にも差が

 『PUBG Lite』は『PUBG』よりもカジュアル層をターゲットにしていることもあり、画面に様々な情報が表示されている。

 グレネードのピンを抜けば爆発までの秒数が表示され、マップには車が走る音や銃声が表示される。これらはPUBGにはない表示で、これがあることで初心者でも馴染みやすくなっていると感じた。

 その他にも本家『PUBG』に比べるとリコイル(射撃時の反動)が多少緩やかだったり、建物や遮蔽物が簡易化されていたりと、初心者でも楽しめるような調整が入っている。

ディテールはモバイルよりもアップ、キーコンフィグなどの細かい設定も可能

 とはいえ、『PUBG』の軽量版という位置づけであるため、『PUBGモバイル』よりもグラフィックはキレイになっている印象だ。

 木々や草原の草、岩などのディテールはモバイルよりもアップしており、本家『PUBG』ほどのリアルさはではないが、画質は十分だ。『PUBG』で設定できるキーコンフィグやスコープの倍率ごとの感度設定なども健在なので、かなり細かく設定できる。

 カジュアル層向けでありつつも、ゲーマーにとってもプレイしやすい環境となっている。

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