嵐は世界でも“嵐”を巻き起こす? 『JET STORM』動画から見える素の仲の良さと国境を越える人気
2019年11月10日から11月11日、嵐がジャカルタ(インドネシア)、シンガポール、バンコク(タイ)、台北(台湾)と専用ジェット機で4都市を訪れた弾丸プロジェクト「JET STORM」。国内外あらゆるメディアで取り上げられたり、嵐自らがSNSでその様子を発信したりと、大きな話題になった。そして11月21日より、出発から帰国までの舞台裏がわかる動画を嵐公式YouTubeチャンネルにアップ。嵐たちの素顔、そして国外での人気ぶりも伝わる動画となっていた。
アップされた動画は全部で5本。11月9日の夜に東京から出発し、ジャカルタに到着するまでの専用ジェット機内の模様が収められている「Ep0 Departure | JET STORM」から始まり、「Ep1 Jakarta | JET STORM」、「Ep2 Singapore | JET STORM」、「Ep3 Bangkok | JET STORM」、「Ep4 Taipei | JET STORM」と、各地での様子やその道中が映し出されている。特に現地の多くのファンが嵐メンバーを迎える場面や会見シーンでは大きな歓声が上がっていた。嵐が国外でも愛されていることをひしひしと感じることができる。
嵐はこれまで度々海外での活動も展開してきた。2002年にはハワイでファンミーティング『Stand Up Hawaii!!』、2006年に初のアジアツアー『ARASHI FIRST CONCERT 2006 in Taipei〜久等了!嵐來了!〜』『ARASHI FIRST CONCERT 2006 in Seoul 〜You are my 서울 SOUL〜』、そのキャンペーンとなる『JET STORM』、『第3回アジア・ソング・フェスティバル』への出演と、精力的に海外でも活躍の場を広げている。さらに2008年には二度目のアジアツアー『arashi marks ARASHI AROUND ASIA 2008』、2014年にはハワイでのコンサート『ARASHI BLAST in Hawaii』……。主にアジア中心での活動だが、昨今ではSNSやインターネットの普及の追い風もあり、アメリカやヨーロッパなどからも嵐ファンの声が聞こえてくる。では、嵐のどんなポイントが人気につながっているのだろうか。動画『JET STORM』シリーズから考えてみたい。
まずは、日本でもおなじみとなっている“仲の良さ”があげられるだろう。たとえば、「Ep4 Taipei | JET STORM」の後半には、東京に戻るジェット機内で5人が食事を摂るシーンがある。決して狭くないであろう機内であるにもかかわらず、5人でギュッと固まって食事をしており、餃子を「食べる?」とやり取りしている場面も。さらに、食事を残さないようにじゃんけんをして、櫻井翔が食べきるという微笑ましい一面も見られる。コメント欄にはその部分に言及しているファンが目立ち、なかには各国から寄せられたと見られる外国語のコメントも多数あった。このシーン以外にも、会見前、会見後など常に5人一緒にいる嵐たち。終始写真や動画を取り合っており、素の仲の良さが垣間見える。