iOS13.3でペアレントコントロールの抜け道発覚 AirDrop深刻バグは改修される
バッテリーへの影響は?
新しいiOSがリリースされる度に気になるのが、最新iOSが各機種のバッテリーに与える影響である。特に古い機種に最新iOSをインストールした場合、新機能が利用できるようになったものもバッテリーの消耗が早くなってしまうこともある。こうした疑問に対してテック系メディア『Redmond Pie』は12日、iPhoneシリーズにiOS13.3をインストールした場合のバッテリー消耗に関するテストを伝える記事を公開した。
バッテリーテストは、iPhoneのテストをメインコンテンツにしているYouTubeチャンネル「iAppleBytes」において実施された。同チャンネルはiPhone SE、iPhone 6s、iPhone 7、iPhone 8、iPhone XR、iPhone 11、そしてiPhone 11 ProにiOS13.3をインストールしたうえで、各種ベンチマークテストで使われるアプリ「Geekbench 4」を実行した(下の動画参照)。
以上のテストの結果、テスト対象となったすべての機種で顕著な悪影響はなかった、とのこと。それゆえ、バッテリーへの悪影響を懸念してiOS13.3のインストールをためらう必要はない、とも述べている。ちなみに、以上のテスト動画を見ると新しい機種ほどバッテリーの連続稼働時間が長い傾向にあることもわかる。
なお、AppleはiOS13.3のほかに古い機種向けのOSアップデートもリリースしている。モバイルデバイス専門ニュースメディア『Gizchina』の11日付の記事によると、同社はiPhone 5sとiPhone 6に対してiOS12.4.4をリリースした、とのこと。同OSのリリースノートには「重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます」とだけ説明されているので、対象ユーザは早急にインストールすべきだろう。
iOS13.3はペアレントコントロールの新機能に不具合があるものも、AirDoSをはじめとした深刻なバグに対処しているので早めにインストールするのが望ましいだろう。
トップ画像出典:Apple公式サイト「iOS13」より画像を抜粋
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi