Obsidian新作『Outer World』発売 海外ではストーリー評価も「薄味」との声
一方、戦闘とグラフィックには「薄味」との声も
もっとも、『アウター・ワールド』は完璧なゲームというわけではないようだ。ストーリーを称賛する声が多い一方で、アクションRPGにおいてストーリーと両輪をなす戦闘やグラフィックに関してはやや淡泊な印象を指摘する海外メディアが少なくない。そうした指摘が以下である。
・このゲームで最悪なのは、グラフィック上のリアクションが薄いことだ。(プレイヤーは何でもできるので)世界の変化は記録されるが、その変化が表に現れない。少なくともプレイヤーが期待しているような変化がない(『PCWorld』)。
・アウター・ワールドが生きたものとなるか死んだものとなるかは、テーマとストーリーにかかっている。というのも、戦闘システムはさして面白くないからだ(『VICE』)
・戦闘における唯一の欠点はゲームが推奨する通常の難易度では、最終的にヌルゲーになってしまうことだ...最後には銀河でいちばんのシューターとなってしまい、無敵なように感じてしまう(『GameSpot』)
・(グラフィック関連のバグの多い『Fallout』と比較して)アウター・ワールドのグラフィックは例外的に優れているのだが、The Witcher 3やGod of Warほどではない(『Geek』)。
まとめると、『アウター・ワールド』はストーリーに没入したいプレイヤーにはおすすめのタイトルと断言できるが、バトルやグラフィックにこだわりを持っているプレイヤーは満足できないものかもしれない。
トップ画像出典:PS4「アウター・ワールド」公式ページから画像を引用
■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi