東海オンエア・虫眼鏡、ナゴヤドームで夢の始球式 「僕の令和人生、ピークが来た!」
愛知県岡崎市を拠点に活動する6人組の人気YouTuberグループ・東海オンエアの虫眼鏡が、以前から夢だと語っていた、ナゴヤドームでの始球式に登板。5月8日、その模様が動画として公開された。
元小学校教員というYouTuberとして異色のキャリアを持つ虫眼鏡は、東海オンエアのブレーン的存在で、大の野球好きとして知られる。趣味で楽しく遊んでいるだけなのに肘を故障した結果、投球が制限されるという悲しくもどこか笑いを誘うエピソードもあるが、動画編集に忙しい日々でもプロ野球観戦は欠かさず、地元の中日ドラゴンズを応援してきた。普段は「遊びで続けてきた活動なので、目標は作らない」としているが、当サイトのインタビュー(https://realsound.jp/tech/2018/07/post-226781.html)では、昨年7月、横浜スタジアムで始球式を務めた水溜りボンド・トミーを羨ましがり、「僕もいつか、ナゴヤドームでやりたい」と夢を語ってくれていた。
そんな虫眼鏡投手が登板したのは、5月4日の中日ドラゴンズvsヤクルトスワローズ戦。しかし、ファンにも、さらには虫眼鏡本人にも当日まで伝えられておらず、「ドッキリ」企画として動画化されることになった。
当日、東海ラジオでレギュラー放送中の『東海オンエアラジオ』の収録だと聞かされ、ゆめまる&りょうと名古屋駅まで来た虫眼鏡。そこでイヤフォンと目隠し(ホットアイマスク)をつけさせられ、タクシーに乗せられる。りょうが「どこに向かっていると思いますか?」と問うと、虫眼鏡は「え、全然わかんないってばよ」と困惑している様子。りょうに「怖いことが起きます」と脅されると、「僕、そんな怖いことないってばよ。いま一番怖いのは、人混みのなかにポンッと置かれるとか……」と、鋭い考察を見せていた。そう、これから彼は3万6000人の観客の前に突然、放り込まれるのだ。ちなみに、語尾が「てばよ」なのは、東海オンエアの恒例行事、語尾変更ジャンケンで負けたためだ。
程なく、ナゴヤドームの控室に到着した東海オンエア一行。虫眼鏡がアイマスクを外すと、5人のメンバーはそれぞれ、ネームと背番号が入ったドラゴンズのユニフォームを着ている。まだなんのことかわからない様子だったが、後ろのホワイトボードに書かれた「始球式」の文字に呆然。思わず咳き込んだあと、「僕の令和人生、ピークが来た!」と興奮していた。
実際の投球の様子は動画で確認していただきたいところだが、大入り満員の観客から歓声が上がる、見事なストライクだった。水溜りボンド・トミーもストライク投球でスタジアムをわかせており、トップYouTuberの本番の強さを感じるところだ。ただ、トミーはど真ん中、虫眼鏡はやや内角に切り込む形となり、YouTuber界のNHKと呼ばれることもある王道の水溜りボンドと、いつでもギリギリを攻める東海オンエアの立ち位置の違いを示しているようで面白い。ファンにはおなじみだが、この2組は始球式前日の5月3日、豊洲ピットで同じ舞台に立っている盟友である。