東海オンエア・てつや、「いぼ痔」治療の一部始終を公開 人気YouTuberの影響力を考える

 人気YouTuberグループ「東海オンエア」のリーダー・てつやが、以前から悩まされていたいぼ痔の手術を行ない、診断から退院まで、その一部始終を動画として公開。12月15日にシリーズが完結した。

 東海オンエアは、愛知県岡崎市を拠点に活動する、6人組のYouTuberだ。チャンネル登録者数400万人に届こうかという人気者で、お世辞にも品がいいとは言えない、過激なチャレンジをすることも多い。昨年、ヒカキンやフィッシャーズなどが所属するUUUMへの加入を発表した際には、大盛り上がりのなかで、「大手事務所に入って、これまで通りの動画は撮れるのか……?」と懸念するファンも少なくなかったが、今も元気に、モザイク満載の動画を投稿している。

 『【まさかの診断結果】てつやの「いぼ痔治療記」~決意、診察編~』という動画が公開されたのは、11月2日。冒頭、てつやは「僕にはかねてから悩みがありました。悩みというか、もはや危機です。僕の体には、異常が起きておりました」と切り出す。メンバーからは「あの手汗にはみんな困ってた」「脇汗にも困ってた」「足も臭えしな」「歯も汚いし……」と散々言われたが、その悩みとは、ファンにはおなじみの「いぼ痔」だ。2年ほど前からいよいよ何とかしなければ、と考えていたそうだが、「せっかく手術するなら、一部始終を公開する」という、何でもネタにしてしまう彼らしい決断があり、それを許してくれる病院を探し続けていたという。そして今回、協力してくれる病院が見つかった。愛知県豊田市の「家田病院」だ。

 病気を笑いのタネにするものではない、と思う人もいるかもしれない。行動は時に常軌を逸しているが、基本的に心は優しい東海オンエアメンバーのこと、そのあたりはしっかり考え、慎重に病院にアプローチしていたのだろう。同院の院長はそんな彼らの要望を受け、「肛門の病気は、人に言いづらい。それを影響力のある人気YouTuberが世の中に発信することで、これまで恥ずかしくて言えなかった人も、病院に行くきっかけになるのではないか」として、取材・撮影を許可したそうだ。

 モザイクこそ入っているものの、わりと全編にわたって閲覧注意の内容だが、普段とは違う、病院というかしこまった場で、てつやは院長の説明を受け、診察、手術、入院と、等身大の正直なレポートを行なっている。詳しくは、『【圧倒的医学】てつやの「いぼ痔治療記」~手術編~』『【入院の全てを見せます】てつやの「いぼ痔治療記」~入院編~』と続く動画を見ていただきたい。

【圧倒的医学】てつやの「いぼ痔治療記」~手術編~

 さて、退院の日、てつやは感謝の印として菓子折を準備していたが、院長は「患者から物は受け取らない」というポリシーを持っており、丁重に断っていた。しかし入院中、同じく人に言いづらい病気を抱える人同士、仲良くなることも多いという院内の談話室に、「遊ぶものが将棋しかない」ということに気づいたてつやは、ボードゲーム各種を「忘れていった」。常に楽しいことを考えているYouTuberらしい気遣いである。

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