正当進化を遂げた「HoloLens 2」が予約開始 アメリカ軍との契約に一部社員が抗議も

「HoloLens 2」の予約開始も、軍事協力めぐり社内紛糾

軍事協力をめぐって社内は紛糾

 以上のようなHoloLens 2は、実のところ、アメリカ軍に納品されると見られている。というのも、Microsoftは、昨年11月、アメリカ陸軍と4億8,000万ドル(約530億円)の納品契約を締結したからだ。しかし、この契約に対して一部の同社社員が抗議する書簡を同社CEOのサティア・ナデラ氏に提出した。

 以上の顛末を報じたEngadget日本版の記事によると、同CEOは従業員との対話は続けるものも「民主主義国家としてわれわれ自身が選出した機関へのテクノロジー供給を否定しないという合理的な決定を行った」とコメントし、上記契約を破棄しない考えを示した。同社の方針に従えない社員に対しては、同社の最高法務責任者ブラッド・スミス氏は配置転換の希望に応じると発言して、限定的な救済措置の用意があることを伝えた。

 HoloLens 2は、着実に各業界に普及していくだろう。その普及先には軍需産業も含まれる。同製品は、ヒトビトの働き方だけではなく安全保障体制とその政策にも影響を与えていく可能性がありそうだ。

トップ画像出典:HoloLens 2公式サイトより画像を抜粋

■吉本幸記
テクノロジー系記事を執筆するフリーライター。VR/AR、AI関連の記事の執筆経験があるほか、テック系企業の動向を考察する記事も執筆している。Twitter:@kohkiyoshi(https://twitter.com/kohkiyoshi?lang=ja)

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