KREVA『あさイチ』で“音楽機材”を熱くレクチャー 華丸・大吉&安田顕も思わず興味津々に

 博多華丸・大吉と近江友里恵アナウンサーがMCを務める情報番組『あさイチ』に、KREVAが出演。音楽機材を存分に使ったパフォーマンスや解説を繰り広げた。

 番組中盤でゲストに登場したKREVAは、円形のテーブルに機材を並べた状態で「最終回」をパフォーマンス。自身も歌いながら各機材を操作して音を出すという、昨年行なっていた“完全1人ツアー”の形式で同曲を披露した。

 パフォーマンス後、華丸・大吉とゲストの安田顕は、目の前で何が起こったのか理解できていない様子で、「ちょっとポカーンとしています」(安田)と呆然。KREVAは「DJってこういうイメージ(ヘッドフォンをつけてスクラッチをしている動作をしながら)だと思うんですけど、実際何をやってるのかわかってない方も多いので、そういうのを説明しながらライブをやってます」と自身が“完全1人ツアー”で行なっているこうしたパフォーマンスの意義について語った。

 華丸はこれに対し「普通、少なくとも3人はいないと成立しないですよね?」と質問すると、KREVAは「通常は前に出てラップだけをやっていたりもするし、最近はバンドセットのこともあるんですけど、今回はそれとの対比ということで、全部一人でやってみたんですね」と回答。続けて「スクラッチってやったことありますか?」と逆質問し、MC陣に機材を体験させるコーナーへ。

 まずKREVAは「これはレコードなんですけど、ここに音が入っているわけじゃなくて、音はパソコンに入っていてこれ(レコード)はコントローラーなんです」とデジタル・ヴァイナル・システムの『TRAKTOR SCRATCH』(Native Instruments)を紹介。「僕はレコード育ちなので、これを使ってるんです。例えるならスマホをガラケーみたいな操作で使えるみたいな。普通はこれ(『TRAKTOR KONTROL S4』(Native Instruments))だけでもできるんですよ」と、スタイルに適した機材と操作の方法があることを説明し、その上でアナログではなくデジタル・ヴァイナル・システムを使うことについて「レコードなら決まったところのものしか再生できないですけど、これならレコードを変えなくても中の曲をチェンジできるので、ライブ中に歌いながら次の曲を用意したりしているんです」と、アナログの操作性でデジタルの便利さを体感できる利点をアピールした。

参考動画「DJ Unkut Demonstrates TRAKTOR Native Scratch Technology | Native Instruments」

 すると、大吉が「30分後には購入している人の顔してます」と指摘するように、安田も興味津々。安田は「私、ろくろと一緒に回るような人間なので」と謙遜しつつ、華丸と一緒にターンテーブル『PLX 1000』(Pioneer DJ)の上で『TRAKTOR SCRATCH』を体験。「おおーっ! すげー!」と興奮しながら、直感的な操作でスクラッチを楽しんだ。

 続いてKREVAは『TRAKTOR KONTROL S4』(Native Instruments)を使い、フィルターで音を変える機能を紹介。ツマミを回して音のエフェクトが変わることを実践すると、大吉は「そんなに高度なことをやっていたんですね。DJって人の曲を流して調子乗ってるだけという偏見の目で見てました」とDJに対する誤解が解けた様子だった。

 大吉はさらに「そのうえで何か押してましたよね? ピアノみたいに」と食いつき、KREVAは『Ableton Push 2』の前へ。「これもコントローラーなんですけど、下から順番に曲の進行に合わせて音を好きなように並べていて、順番に押していけば楽器を演奏しているみたいになってるんです。さっきはギターの音を入れていましたけど、何を入れてもいいんです。自分のタイミングでギターを弾いて歌うのが“弾き語り”なら、これは“押し語り”ですかね」と説明。大吉は「そこに“押したがり”がいますよ」と今にも押したそうな顔をしている安田を笑いながら指差し、実際に操作をすることになったが、順番に押さない安田の姿に、スタジオが笑いに包まれた。

参考動画「Ableton Push 2」

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