ゆるい日常が魅力? 人気急上昇のYouTubeチャンネル「はじめしゃちょーの畑」を徹底解説

 トップYouTuberとして絶大な人気を誇っている、はじめしゃちょー。これまで通りYouTuberとして活動する傍ら、映画『THE FAKE SHOW』の主演を務めるなど活動の幅を広げている。そんなはじめしゃちょーが昨年3月に「はじめしゃちょーの畑」というグループでの活動を行うチャンネルを開設。はじめしゃちょーの新たな側面が見られるチャンネルとして、個人チャンネルとはまた違った楽しみ方を提供しており、昨年の急上昇人気チャンネルとして話題を呼んでいる。本稿では、はじめしゃちょーのYouTuberとしての歩みを振り返るとともに、個人チャンネルと「はじめしゃちょーの畑」の違い、そしてその魅力について解説する。

好きなことで、生きていく - はじめしゃちょー - YouTube TVCM

 2012年に「はじめカンパニー」としてYouTubeに動画投稿を始め、その後はじめ社長改め現在の「はじめしゃちょー」として個人チャンネルを開設。現在、チャンネル登録者はメインチャンネルである「はじめしゃちょー(hajime)」が751万人と、はじめしゃちょーが所属する事務所UUUMの先輩であり、YouTuberの代名詞であるHIKAKINの登録者を上回っている。映画『THE FAKE SHOW』の主演を務めており、今後のYouTube外での活動にも期待が高まっている状況だ。

メントスで槍を作ってコーラにブッさす coca cola mentos

 「好きなことで、生きていく」を体現するかのように数々の興味深い企画動画を投稿し、時にはやりたいことをありのまま行なった結果、炎上を経験しながらも、その軸はブレることなく活動してきた。はじめしゃちょーの名を世間に知らしめることとなったメントスコーラやスライム風呂などはその代表的な企画と言えるだろう。

 誰もがやってみたいと心の中では思っても、実行に移すにはハードルが高いことを、はじめしゃちょーはYouTubeを通して体現している。また、視聴者を飽きさせない編集技術(カット割りが巧み)も魅力のひとつだ。メインチャンネルに関していえば、どれも無駄がなく視聴者目線で見やすさにもこだわっている。

 対して「はじめしゃちょーの畑」は、フィッシャーズや東海オンエアなどグループYouTuberの活躍が目立つ中、個人で活動してきたはじめしゃちょーの新たな試みとして開設された。メインチャンネルのようなガッツリとした企画ものではなく、グループの日常をビデオブログのような感覚で気軽に楽しむことができるので、ゆるい動画が好きな視聴者も楽しめるようになっている。

 開設からまだ一年も経っていないが、すでに130万人の登録者を抱える人気チャンネルになっている「畑」。メインチャンネルとの違いは、複数のメンバーが入れ替わりで登場(メンバーは固定しないと宣言している)し、グループならではのわちゃわちゃ感溢れる日常を映し出したチャンネルであるということだ。普段のはじめしゃちょーとは違う一面を覗くことができるのも、グループだからこその楽しみである。

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