ソニーの最新技術で映画の世界に没入　『スパイダーマン：スパイダーバース』Experienceを体験してみた

　そして、いよいよ『スパイダーマン：スパイダーバース』Experienceを体感。中に入ると、4つの席と前方と後方に位置するスピーカーというコンパクトな仕様になっており、横長のスクリーンに障害なく没入することができる。

　映像は、主に本作の主人公・マイルズがキングピンの手下・プラウダーに追われるシーンと、気絶した異次元からのスパイダーマン／ピーター・パーカーを背負うマイルズが、警察に追われるシーンの2つ。どちらも衝突音などの効果音がズシンと身体全体に伝わってくる、映画館ではなかなかできない体験になっている。映像に合わせて音が前からも後ろからも聴こえる7.1chのサラウンドになっており、それも本展示の臨場感を高め、思わず手に汗握る緊張感の演出に一役買っている。

　パプティプス技術の今後の応用予定はまだ具体的ではないとのことだが、4DXなど日々発展を遂げている映画館での設置にも期待したいところだ。　

　本展示は、1月31日から5月6日まで開催予定（「キミもスパイダーマン」のみ1月31日から3月中旬までの開催）。渋谷を訪れた際はぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか？

（取材・撮影＝安田周平、島田怜於／文＝島田怜於）

■ソニースクエア渋谷プロジェクト概要
場所：渋谷モディ1階（東京都渋谷区神南1-21-3）
営業時間：11時〜21時
公式サイト：https://www.sony.co.jp/brand/experience/square-shibuyapj/spider-verse/index.html

■公開情報
『スパイダーマン：スパイダーバース』
3月8日（金）全国ロードショー
製作：アヴィ・アラド、フィル・ロード＆クリストファー・ミラー
監督：ボブ・ペルシケッティ、ピーター・ラムジー、ロドニー・ロスマン
脚本：フィル・ロード
吹き替えキャスト：小野賢章（マイルス・モラレス／スパイダーマン役）、宮野真守（ピーター・パーカー／スパイダーマン役）、悠木碧（グウェン・ステイシー／スパイダーグウェン役）、大塚明夫（スパイダーマン・ノワール役）、吉野裕行（スパイダー・ハム役）、高橋李依（ペニー・ パーカー役）、玄田哲章（キングピン役）
配給：ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト：spider-verse.jp
公式Twitter：https://twitter.com/SpiderVerseJP/
公式Facebook：https://www.facebook.com/SpiderVerseJP/