元NMB48植村梓、活動辞退&YouTuberデビューの波紋 動画クリエイターとしての成功なるか?
NMB48の植村梓が、12月3日にグループ卒業を自身のTwitterアカウントで発表。新設したYouTubeチャンネルにて「ご報告。」というタイトルで卒業に至った経緯、これからの“第2の道”としてYouTubeへの投稿を始めることを宣言している。
植村は2015年2月に「ポスト山田菜々オーディション」の合格者としてグループに加入。同年、10月にはAKB48グループの若手選抜ユニット「虫かご」に抜擢され、翌年リリースの16枚目シングル『僕以外の誰か』では初選抜入りを果たした。その後は、17枚目シングル『ワロタピーポー』、18枚目シングル『欲望者』、19枚目シングル『僕だって泣いちゃうよ』と選抜メンバーの常連に。女子力選抜ユニット「Queentet」でも活躍し、今後のNMB48を背負う一人として期待されていたメンバーだった。約3年10カ月に渡り活動してきたが、今回の発表を持ってNMB48全ての活動を終了とし、卒業公演や握手会の参加も予定されていない。
植村の急な活動辞退に、グループのエースである白間美瑠は植村の発表ツイートにリプライする形で「急過ぎるし、辞退って、、、」と動揺を隠せない様子を見せた。Queentetとして活動をともにしていた吉田朱里は「受け入れられないのも、寂しいのも、怒りがこみ上げてくるのも、全部全部彼女をこれまで想い、たくさん応援してくださった皆様の正直な気持ちであり、何も間違ってないと思います」と一緒に頑張ってきたメンバーだからこその厳しい言葉を綴っており、ユニット名に“五重奏”の意味も込められているQueentetの今後については、「この先のことは4人でゆっくり話し合い考えたいと思います」とユニットにとっての最善の正解を模索していくようだ。山本彩からグループを託された新キャプテン・小嶋花梨は、今回の事態に「突然で上手く言葉に出来ないのですが、梓さんの素敵なところを近くで沢山見てきたのでもっと一緒に活動したかったという気持ちがあります」「けれど梓さんの選んだ道を応援したいです。本当にたくさんお世話になりました」と言葉を送っている。各メンバーの発言から見えてくるのは、植村の卒業がスタッフから伝えられることすらない、異例の処置となったことだ。
植村は、動画内でアイドルになりたいと思い加入したわけではなかったと振り返り、3年前のお披露目当日、「楽屋に戻るといい意味でも悪い意味でも炎上していました」とデビュー時の苦い経験にも涙ながらに触れている。マイナスからスタートした植村は、挫折しかけた時も、ファンに支えられながらここまで活動してきた。加入から2年目で選抜メンバーとして軌道に乗り、山本彩の卒業でグループが第2章を迎えた矢先の卒業発表。植村は卒業の理由に「NMBに入った時に決めた目標をみんなで叶えられたので次に進もうと思い、この決断をしました」と語っているが、その暗い口調と涙声からは卒業理由と相反する思いが垣間見える。