Apple、純正iPhone XRクリアケースを発売 同社初の純正ケースは「買い」なのか?
iPhone XRはiPhone XS/XS MaxのようにOLEDを採用していない言わば「廉価版」モデルではあるが、カラーバリエーションが豊富で何より安価なのが魅力である。こうした同スマホの魅力を損なわないスマホケースが、他ならぬAppleからリリースされた。
iPhone XRのカラーを見せるために
Apple公式サイトのiPhoneアクセサリーのウェブページに「iPhone XRクリアケース」が登場した(トップ画像および下の画像参照)。商品の説明には「iPhone XRを一段としっかり守りながら、その魅力的なデザインを楽しみたいなら、薄くて、軽くて、持ちやすいこのケースがおすすめです」と書かれている。
画像出典:Apple「iPhone XRクリアケース」販売ページ
同ケースの最大の特徴は、見ての通り透明であることだ。この特徴には、iPhone XRのカラーバリエーションの魅力を最大限に引き出す意図があることは言うまでもない。材質はポリカーボネートとTPU素材を組み合わせており、軽さと強度、そして柔軟性を実現している。ケースの外側と内側の両方に傷防止コーティングが施され、ワイヤレス充電器にも対応している。価格は4,500円(税別)だ。
テック系メディア『The Verge』は5日、同ケースについて報じた記事のなかでAppleは同ケース以前にはiPhone用の純正スマホケースをリリースしてこなかったことを指摘している。そのうえで、同ケースはiPhone XRのカラフルな背面を誇示するためのものだろうと評している。
iPhone XR、その評価は?
iPhone XRに関しては、Apple幹部が最新モデルのなかで「いちばん売れている」と発言したことが報じられたが、同スマホの評価は販売地域によって温度差があるようだ。
アメリカの総合メディアのビジネスインサイダーは4日、最新iPhoneモデルのなかでどれを買うべきか論じた記事を公開した。その記事では、iPhone XS/XS MaxとiPhone XRはどれもがFace IDを採用し基本的な設計思想を共有しているものも、iPhone XRは光学ズーム撮影ができないこと、さらには耐水性が劣っていることからiPhone XRはすすめられない、と評している。そのうえで、いちばんのおすすめはiPhone XSだと述べている。なお、iPhone XS Maxは大き過ぎて高額でもあることから、iPhone XSより価格と性能のバランスが悪い、とのこと。
新興市場に属するマレーシアの総合メディア『malaymail』も5日、最新iPhoneモデル比較記事を公開している。同記事はiPhone XRをすすめている。その理由は、同スマホが最新iPhoneモデルのなかでもっともバッテリー連続駆動時間が長いこと、そして何より安価であるからだ。また、「もしまだiPhone 5Sか6を使っているなら、iPhone XRへの乗り換えは銀行の預金を崩壊させることのないナイスな選択だ」とも評している。